ファイナルファンタジーXIII
メーカー:スクウェア・エニックス
機種:プレイステーション3
発売年月日:2009年12月17日
価格:9240円
ジャンル:RPG(SF・ファンタジー)
かいたひと : アルツ社長
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 6 | 5 | 3 | 2 | 7 | 2 | 38 |
良かですたい | 駄目ですばい |
・圧倒的な映像美。キャラクターの造形や動き、背景の作り込み。やっぱりこの辺りは天下のファイナルファンタジーだよなあ、と感心させられるモノがある。キャラクターの造形なんかはポリゴンで描かれてるんだよなあ。ムービーと遜色ないきめ細かいデザインには脱帽する。目が肥えたせいか圧倒的なレベルとは感じなかったが、総じて高い完成度となってるのは間違いないかと。 ・複雑なカタチのマップが無いので、道に迷う心配とかは無用。ストーリーに集中させると言う点ではこの作りは間違ってない(問題なのは、その肝心のストーリーの出来が壊滅的だという点だが)。 ・セーブポイントも割と多めに用意されており、その辺りはユーザーに優しい。 ・過去のFFではロード時間にイライラしたことも多かったが、今回はゲーム開始時に多少読み込みが入る以外はこれと言って気になる点は無い。その点は褒めてもいい。 ・自分勝手でカッコ付け過ぎで見てて痛々しくなる面々等、大半のキャラクターの中で、妙に人間臭いアフロ親父(サッズ氏)は個人的には心のオアシス。抜けた所がありつつも人間味溢れるその人柄には大いに共感できた。唯一好感を持てた主要人物かも。 |
・個々のキャラクターがことごとく頑固・自分勝手で“独善的”・カッコ付け過ぎ。それらにより、ストーリーが破綻気味。そして、聞いていて寒くなる、明らかに滑ってる感のある発言の数々。はっきり言って臭いだけ。更に、次々と湧いて出てくる「ファルシ」だの「パルス」だの「パージ」だの「ルシ」だの「コクーン」だの・・・、片仮名の造語・専門用語のオンパレードには激しく困惑させられる。もう勘弁して!!頻繁に「は?えっ?何ッ??Why!?」と混乱状態になり、ついていけなくなるケースが多し。それらが絡まって、主人公たちの行動に対し、プレイヤー(=筆者)が全く共感できない。えーと・・・、そういうの、カッコイイとでも思われてるんでしょうか、製作者サイドは?個人的にはついていけそーにありませんが。一応、用語の説明とかあるんだけど、それをじっくり読んでもどーにも理解できないんですけど(そもそも、シナリオを見た後でそう言った無粋なテキストの類を読んで内容の確認が必要、と言う時点で“一流”のシナリオじゃない。ただ必要以上に難解で判り辛いだけ)。筆者のような“おバカさん”にもストレスなく理解できる作りであって欲しい。前作「12」もストーリーは手放しで褒められたモンじゃなかったけど、今回はそれとは違う酷さ。前作が「薄い」のに対し、今回は「意味不明」って感じだろうか。そもそも、パーティの面々がなんで行動を共にしてるのか、それすらも意味不明。全てが行き当たりバッタリで奥深さの微塵も無い。それならば、個人的には薄くてもちゃんと筋が通ってて世界観がしっかりしてて辻褄が合ってた「12」の方が断然いい。場面がコロコロ変わるせいでシナリオが断片的になりがちだし、物語として何が面白いのか理解できず。シナリオが意味不明って、RPG、特にFFとしては痛過ぎるのではないか?システムが物語を楽しむことに重点を置いてカスタムされてる印象があるから、余計致命的。話の流れ自体も筋が通って無くて、何がウリなのか?支離滅裂過ぎて、もはや何が何だかサッパリ分からない。“感情移入できるできない”云々まですら到達してない。もう呆れて言葉も出ない。そんなレベル。ひたすら陳腐、どうにも陳腐、限りなく陳腐・・・・・・。そしてひたすらチープ、どうにもチープ、限りなくチープ・・・・・・。 ・内容が暫く完全に一本道。まぁ、それ自体は特別悪いことだとは思わない。道に迷う心配が無いし、無暗に自由度が高過ぎるただっ広いマップに放り出されても、返って何をすればいいか分からなくなるしね。問題は料理のされ方。前述のように物語がぶっ飛んでる、戦闘自体も同じことの繰り返しで作業的になりどうも面白くない、キャラをカスタマイズしたり育成したりする要素も皆無と来ると、一体、何を楽しめばよろしいのか?あらゆる面でどうにも「やらされてる感」が強くて、“RPG”を遊んでる気がしないのだ。RPGと言う枠を取っ払って考えたとしても、一本の作品として、ゲームとして面白いと感じられる場面が皆無。キャラが戦闘でレベルアップしないので、遊ぶ人の技量によっては詰む場合もあり得る。遊び始めはそうでも無かったのだが、ちょっと先に進むと必要以上に敵が固かったり、やり直しを強要されたりして余計テンポが悪くなるのも×。戦闘で得られる報酬は無いも同然だから達成感も無いし・・・。その辺もちょっと配慮足りな過ぎるんでないかなぁ?個人的には今まで遊んだFFの中で最も理解に苦しむ内容の作品。とにかく、「頑張ろう、頑張ろう。いつか面白くなるはず・・・」と気持ちを奮い立たせて遊んでいるが、モチベーションの維持には苦労させられる。遊んでて、とにかく窮屈なことこの上ない。今のところ、遊んでて優れてると思えたのはグラフィックのみ。ゲームのシステム上で面白いと感じられる部分はまだ無い。もう、これ、ゲームである必要すらないんじゃない?一言で表すと“薄い”。 ・戦闘、シンボルエンカウントなんだけど、道が狭いから逃げたり避けたりできないんだよね・・・。なんかそうである必然性を全く感じないんだわな。ま、そろそろ戦闘だ、って判る利点はあるけどさ。 ・グラフィックの出来にしても、確かに圧倒的なのだが、カメラが無駄にクルクル回ったり、狭い地形で動きが悪かったりで、アングルの出来は良いとは言い難い。また、イベントの長ったらしいムービーを観ながら「次に操作できるのは何分後かな~」とか感じてもみたり・・・。話的に濃い内容ならともかく、スターウォーズ等を意識させられる過剰にピカピカ画面が光る演出とか、必要以上にいちいち間を取るカッたるさとか、単調なのは気になるしな。また、個人的には元々本作キャラデザの野村氏の作風は好きではないのだが、「妙にカッコ付け過ぎる」とでも言うか、「趣味が偏ってる」とでも言うか、歪みみたいなものが終始付きまとってて、それらも含めて不満に感じた。あと、ムービーシーン。細かい点で突っ込みどころが多過ぎ。ネタバレになるので詳細は伏せるが・・・。なんか狙い過ぎてて逆にサムい。なんかいちいち動きがわざとらしい。不自然。 ・アイテム購入のお店の味気無さ。端末にアクセスして機械相手にアイテムの売買・・・。味気ない。実に味気ない。おまけにギル入手できんから自由に買い物さえできんし。なんなの、これ? ・えーと、文字小さいです。読みづらいッたらありゃしない。ま、イベントなんかは意味不明の内容とかノリで発する掛け声とかが大半なので、あんまり大きな欠点じゃないのかもしれんけど。でも、ウィンドウ開いてアイテムやストーリー確認するときは確実に不便だな。 |
感想じゃ |
「映像作品としては(映像部分“だけ”は)超一流だけど、ゲームとしては面白くない!私は絶対認めない!」。・・・なんか“元横綱・朝青龍に対する元横綱審議委員会の内舘牧子氏の発言”みたいになってますけど(苦笑)、正直、そうとしか思えない。 数時間遊んでるけど、今のところ、「かったるいムービー」→「背景は結構綺麗だけどひたすら一本道な通路を道なりに走る」→「ボタン連打だけで終わる薄味過ぎて戦闘と呼ぶのも腹立たしい戦闘を数回繰り返す」→また「かったるいムービー」の繰り返し。ゲームとして面白いと思えた部分は残念ながら「無い」。メンバーは必要以上にコロコロ変わるけど、話自体が面白くないし、やることの内容は変わらないので全然楽しくない。 全体的に製作者側のエゴが滲み出た感じで、突き放しっぷりから何をユーザーに楽しませたいのか、見えてこない部分が多い。発売後2カ月で定価9000円の物が1000円台で投げ売りされてる理由が分かった気がしたな・・・。とりあえず、1000円ちょい程度で買ったが、これを定価近くで買ってたらブチ切れ間違いなし。また、あらかじめある程度情報収集してから買ったから一本道だってのは覚悟してたが、その事前の予想以上の一本道ぶりには思わず笑ってしまったほど。マップが一本道だったんじゃなくて、ゲームそのものが一本道で自由度の欠片が微塵も無い、と言うことを指すのだとは、全然予想できなかった。直前に遊んでたRPGが自由度の高い「ゼノブレイド」だったので、余計に窮屈に感じたってのもあるかもしんない。 いろんな部分で尖り過ぎているので、とにかく好き嫌いはハッキリ分かれる内容であることは確か。何百万人のユーザーが遊ぶファイナルファンタジーを、ここまで過激に味付けしてるのはいかがなものか?間違いなく次(・・・と言っても次回作「14」はMMOなので、「15」ということになるか)は反動で売上が落ちる・・・かなあ、これだと・・・。「FF」を選ばれた人間だけが遊ぶマニアックな方向に仕上げたい、って言うなら当方は一向に構いませんけど、別に。ただ、「14」自体も派手にコケてるし、どうなっちゃうんだろねェ、FFの未来は・・・。 天下のFFにシナリオ2点・総合点40点未満と言う超・低スコアを付けるのにはいささか抵抗もあったが、ツマラン物はツマランので、自分の感情に素直になって点付けました。この「製作者の趣味全開!!」・・・のノリにはどうもついていけそうもない。 シナリオ重視で、かつ、シナリオが破綻したチンプカンプンな作品。とりあえず、映像はそこそこ綺麗だから娯楽作品とは言えるかもしれないけど、ゲームであるとは絶対認めたくないよな。なんでここまで違和感を覚えてしまうんだろう?やったらめったら映像はリアルになってるけど、シナリオ展開が逆にチャチなのが影響してるのかなあ? FFって言うネームバリューだけで200万売ったみたいだけど、ここまで酷い内容だとさすがに次はこうはいくまい・・・。ユーザーもそこまで馬鹿じゃないよ・・・。たぶん。次も売れるようなら、よっぽどお人好しで心の広いファンが多いってこった。そうなったらスクエニはカネ払ってくれる優しいファンに対して感謝せにゃならんね。 |
掲載日:2010年12月12日
更新日:2011年11月14日
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・ファイナルファンタジーXII (2006年・PS2) |
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