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モーターストーム
メーカー:ソニーコンピュータエンターテイメント
開発:Evolution Studios
機種:プレイステーション3
発売年月日:2006年12月14日
価格:5980円
ジャンル:レース(オフロード)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 6 5 7 5 5 60
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高ばい。
・グラフィックはプレイステーション3の性能を活かしており、順当にキレイ。クラッシュで飛び散る部品や土煙り、路面に残るタイヤの跡や細かい天候の違いなど、精密な描写は流石と言ったところか。

・マシン同士の豪快なぶつかり合いが楽しい。コースも起伏に富んだ物が多く難しいこともあり、上手く走れたときの爽快感はなかなかのもの。バイクでクラッシュしたとき、ライダーが吹っ飛ぶのも豪快で良い(オイ)。

・トラックやラリーカー、バイクなど、様々なマシンを操作できるのが良い。性能もそれぞれかなり個性があるので使い分けが楽しい。
イカンと思うぜ。
・見た目の豪快さに反し、プレイヤーにはごく繊細な操作が求められるため、バランス的にかなり窮屈に感じた。もうちょっとアバウトに楽しめる懐の深さがあってもいいのに、と。また、ゲーム開始直後から鬼のような難易度の高さのため、操作に慣れるまでは暫く12位(ビリッケツ)から全然脱出できなかった。出だしくらいはもうちょっと手加減してくれても…。この辺のキツさはいかにも洋ゲーらしいバランス。

・レース前に普通に20秒以上待たされるなど、ロード時間は非常に長い。メニュー画面・マシン選択画面でも頻繁に細かい読み込みが発生し、レスポンスが悪い。あと、マシン選択画面で、マシンの特性が確認できないので、いちいち説明書で確認しなければならず不便。

・コース数が少ないなど、ボリューム面では難ありかも。あと、オンラインはともかく、オフでの多人数対戦モードさえも無いのも残念。こういったおバカ系の騒げるレースゲームは対戦が面白いと思えるだけに勿体無い仕様。
感想じゃけん。
 対戦モード・タイムアタックモードが無い、ロードが長い、バランス面で難がある…などなど、細かい不満点は多いが、内容自体は豪快さは他ではなかなか味わえない特長だったとは言えるかと。リアルさと同時に豪快さもあり、良い意味で馬鹿ゲーらしい。

 ソニーのソフトで本体と同時発売ということで、デモンストレーション的な位置付けのソフトだったんかね。鬼のように難しいのでとても万人に薦められる内容とは言い難いけれど、逆にハードゲーマーを自認する人にはピッタリの内容かもしれませぬ。

掲載日:2008年11月16日
更新日:2020年11月17日


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