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戦国無双クロニクル3
メーカー:コーエーテクモゲームス
開発:コーエーテクモ Ωフォース
機種:プレイステーションVITA
発売年月日:2014年12月4日
価格:6800円
ジャンル:アクション


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VITA版 3DS版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 6 5 5 61
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかばい。最高ばい。
・3DSで出ていた前作のクロニクルの『1』・『2』と比べると、ハード性能が上がっただけに無双らしいワラワラ感は格段に向上している。挙動自体も俄然軽快になったし、無双本来の爽快感って意味では、過去のクロニクルシリーズよりも大きくUPしとる感じ。

・クロニクルシリーズ伝統の主人公キャラだが、いじれるパーツとかが格段に増えており、イロモノくさくデザインできたりするのも楽しい。

・武器の錬成システムが、拾った物同士の合成で運任せな要素も強かった過去作と比べると、自分の伸ばしたい方向に意図的に持って行きやすくなったって点では良かったと思う。
おーの、イカンぜよ。
・後半に加入するキャラでもレベルが初期状態から始まるので、レベル上げが物凄く面倒くさい…というかレベルの低い初登場キャラの介護をレベルの高いメインキャラがあちこち走り回ってやらされる…というケースがやたらと多発するのがしんどい(COM任せにしているとザコにもHPを削られまくってピンチ表示が頻繁に出る)。

・何かにつけてカネが必要な割に得られるアイテム・経験値・資金の入りが全体的に悪く、必要以上に同じ面で稼ぎ作業をやらされるようになった印象。プレイ時間の水増しくさくて印象が悪い。

・シナリオで分岐とかオリジナル展開があった前作と比べると、フツーの一本道シナリオに戻ってしまい、物量そのものも大きくダウンしたのは残念。プレイヤーキャラとの交流要素などもバッサリと削られてしまったのも理解に苦しむ仕様ではある。

・3DSでの2画面があればこその4人操作切り替えが活きたと思うのだが、それを2画面でないVITAにそのまま持って来てしまってリアルタイムの切り替えだとか行動の指示等の3DS版の良さがことごとく消えてしまったのが残念。画面解像度はこちらの方が俄然高く表示できる情報量も多いハズだが、表示がゴチャっとしていて状況が分かりづらいため、面倒にしかなってない気が。
感想じゃぞ。
 ニンテンドー3DSの初期に発売して意外と良く出来てて(←失礼)好評だった『戦国無双クロニクル』シリーズの3作目にして、初のVITA版(3DSでも同時発売)。

 ハードの性能差もあり、無双らしいアクションって部分で言えば間違いなくレベルは上がっている感じ。表示される人数自体も多いし、処理落ちしがちだった3DS版と比べると軽快さって意味ではかなり別物で、無双らしさって意味では携帯機ながら良く出来ていると思える。
 一方、「性能が微妙なハードで出ながらも便利な機能を搭載して意外な完成度を誇った」っていうクロニクルシリーズの新作として見ると、3DS版で良かった要素が軒並み無くなってしまっており、ハードに起因しないシナリオやバランス部分も今ひとつ。劣化点が多くてせっかくの改善点(グラフィック部分)が帳消しと申すやら、遊べなくはないのだがストレス要素も多く、どこか凡作に成り下がってしまった印象が強い。

 無双は本編がプレイステーションで展開されとったのだし、せっかく差別化できてた良さを消してまで派生作のクロニクルシリーズをPSに持って来なくても良かったのでは?…って感じではある。まぁ3DS版も結局評判はビミョーっぽいんで、どのみち駄目だった可能性もありますけども。無双って過去作で評価された部分を直系の続編でフイにしちゃう事が多いのが、なんか勿体ないのよねー(苦笑)。

掲載日:2022年1月25日


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