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ワイプアウト2048
メーカー:ソニーコンピュータエンタテイメント
機種:プレイステーションVITA
発売年月日:2012年1月19日
価格:4980円
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 5 5 6 6 61
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
いやっ、良きかな。
・難易度は過去作に比べると幾分まろやかになって遊びやすいけれど、それでもまだユーザを突き放す部類の体育会系のゲームであることは確か。それでもシリーズ初期の頃に比べると操作をアシストしてくれる機能なんかも入ってるし格段に遊びやすくなっているとは感じる。

・初期の作品なんかはまるっこい英字フォントで何が何だか意味も分からなかったが、今は説明もしっかり日本語で書いてあるので「ナニコレ?意味不明!?」なんてこともなく。まぁソレで本来当たり前とは言え、良い事は良い事かな。

・グラフィックは「携帯機でここまで来たか」と感慨深くなる、驚異の細やかさ。フレーム数は秒間30コマだそうだが、超速で走る!!!とか言う内容でもないためか、そこまで気にはならなかった。やっぱり据置機であるPS3版の方が滑らかさとかは上だけど、携帯機と言う括りで見れば間違いなく過去最高級の映像だったかと。
お〜の、イカンですぜよ。
・クソ長いです、ロード。ゲーム始めたらアップデートで『ロードが改善しました』って表示された期待してしまったのだが、改善して尚20秒も30秒も待たされるロードが果たして短いと言えるかどうか?ロードが5秒を超えると“眉間にシワ”な筆者的には絶対『否』ですけどもね!!

・エートだね…。初代ニンテンドーDSの初期のソフトじゃないんだからサ、タッチパネルでしかメニューを操作できないだとか言うムリヤリな操作は勘弁していただきたい。オプションで『操作』とか項目があるからボタン操作に切り替えられると思いきや、メニューは意地でもタッチパネルオンリーという。VITA本体のメニューの操作なんかでも感じたのだが、どうしてこうする?新機能のアピールのために従来の操作を切り捨てるな!VITAがタッチパネルしかないタブレットなら分かる!でもね、ボタンだってしっかりあるじゃないの!!…って思うんだがなァ。

・映像面で圧倒的なレベルなのは確かなのだが、ゲームの内容自体が進化してるかと言うと別にそうでも無い。至極いつもの内容なんで遊んでて安心感はあるけど、新鮮味はそんなに感じず刺激は少ないかな、と。

・解像度が高いのはよろしいのだが、文字が小さくて読み辛い所もチラホラと。携帯機で画面がちっこい分、余計しんどい(苦笑)。
オ〜ゥ、感想な〜の。
 日本向けとしてはたぶん『ワイプアウト』シリーズ初の携帯機向け作品(海外込みならPSPでも出てた気もするが)。

 携帯機とは思えぬ圧倒的なグラフィックに加えてノリノリのテクノサウンド。操作アシスト機能なんかもあるんで、大昔の作品に比べてみればだいぶ遊びやすくなり、敷居は下がっていると言える。
 一方で、ロードはバカみたいに長くてコースごとに読み込むため結構な時間待たされるし、UIは文字がやたらと小さい他、タッチパネル強制とかいうDS初期みたいなギミックゴリ押しでストレスを感じる事が多かったのは残念。もうちょっと快適性重視の作りなら、すんなり楽しめた気もするが。その点では惜しまれる。

掲載日:2012年4月16日
更新日:2025年10月14日


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