アルカエスト
メーカー:スクウェア
開発:HAL研究所
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1993年12月17日
価格:8800円
ジャンル:アクションRPG


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
6 6 6 5 6 5 5 56
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いですな。
・攻撃なり魔法なりのアクションが1ボタンで出るため、操作には慣れやすい。

・難易度が4段階準備されていて、自分の腕前に合わせて遊べる点は親切だと思う。

・キャラクターの描画が大きめなので、相応に迫力はある。
イカンぞね。
・アクションRPGを謳う割にはシナリオに起伏が無く、終始淡々と進む。古典的なファンタジーRPGの雰囲気が強いが、それが活かされてる感はあまり無い。

・一方でアクションゲームとして見た場合は爽快感が足りない。操作していて「楽しい」に至らんのだ。ゲームバランスもかなり淡白で単調さが気になる。様々なジャンルを複合させるなど色々と工夫してるとは窺えるも、遊んでみるとどうもそれが楽しさに繋がってない感あり。作業的になりがち。

・グラフィックやサウンドなど、演出部分の作りは特に驚くような箇所は無し。良くも悪くも平凡。
THE 感想。
 アクションとしては操作する楽しさに欠け、RPGとしてはあっさりし過ぎて重厚さが足りない。スーパーファミコンの中頃にしては中途半端な内容で面白みにも見どころにも欠ける内容とは言えそうな。物量・完成度共に今ひとつ。色んなジャンルのいいとこ取りを狙った結果、どの方面も半端に終わってしまった『計画倒れ』系の作品と言えそうな。もうちょっと頑張って欲しかったな。

掲載日:2016年5月16日


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