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ビッグラン
メーカー:ジャレコ
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1991年3月20日
価格:8700円
ジャンル:レース(ラリー)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
4 6 5 5 6 5 50
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかですたい。
・ゲーム自体は割とサクサク進む。テンポよく遊べて難度も極悪ってくらいじゃないから、割と普通に遊べる内容ではある。

・砂漠の中を走ってるっていう雰囲気はそれなり。
ここが駄目なんです。
・ショボい。見た目がかなりショボい。レースゲームの作りとしては、縞模様を高速でスクロールさせて奥行きを出す、古い表現のレースゲームの延長上にあるが、やたらとスクロールが粗くて疾走感をまるで感じられないのが痛い。道を走ってる自分以外の車や障害物の表現が特に雑で、距離感を掴み難いのがクセモノ。「ふ〜ん、かなり奥にいるんだな」と思いきや突如手前に表示されて避けきれないとかザラだったりするのはどうかと。

・他の車とか出て来るが、順位を競うとかいうモノでなくただの障害物で、実質1人でのタイムアタックとおんなじなのはいささか味気ない。

・最初にスポンサーを選んで、そこで支援された金でナビゲーターとかメカニックとか雇うだとか、色々設定する要素があるんだけど、誰を選んでも差を感じられないのは気のせいか?途中でパーツが壊れるとタイムロスがでかくて面倒だからス節目節目でパーツを一新しておいて、人には金をかけないってのが楽な感じがしたんだが、そう言うバランスだとしたら味気ない気もする。
感想なりけり。
 ダカールラリーを題材にしたレースゲーム。でっかい筐体の体感ゲー寄りだったというアーケードの同名ゲームからの移植・アレンジ作品らしいのだが、アーケード版は遊んだ事が無いのでそちらとの比較は割愛。

 レースゲームとしてはファミコンのゲームをそのままちょっと綺麗にした感じで普通に遊べる内容ではある。ただ、表現が古典的な割にはファミコン時代のレースゲームよりもスクロールが粗く、爽快感とかがまるで感じられない出来なのはレースゲームとしてはキツい。同時期に『F-ZERO』とか画期的な内容のレースゲームが出てるのを思えば、ちょっと古臭すぎて物足りなさが強かったなァ、と。

掲載日:2012年11月26日
更新日:2024年9月24日


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