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ブレスオブファイア 竜の戦士
メーカー:カプコン
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1993年4月3日
価格:9800円
ジャンル:RPG
| 映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
| 8 | 8 | 6 | 8 | 6 | 7 | 8 | 75 |
| よっしゃ最高だぜぇ! |
| <全体的な作り> ・システム部分も世界観やデザイン部分も『ドラゴンクエスト』タイプのオーソドックスなRPGではあるが、下記のように尖った部分もそれなりに多くて初見のパッと見の印象に比べると実際遊ぶと結構「おっそう来るか!」とか「へぇ、工夫されてるな」と思えるような個性的な部分も多かったりする。 <グラフィック&サウンド> ・グラフィックのクオリティは高い。戦闘はあくまでドラクエタイプのアクション要素の無いシステムだが、「敵も味方も描画されている」って点では『ファイナルファンタジー』に近いか。キャラの頭身が高めのクォータービューで描かれており、動きも非常に凝っていたかと。同時期の『ファイナルファンタジー』(4〜5とか)でさえちっこいキャラがちょこちょこ動いてた止まりだったのに、割と大きめのキャラが剣を振ったり魔法を唱えたり場面に合わせてしっかり動くのが凝っている点。この辺は格闘ゲーム(ストリートファイターIIシリーズ)やベルトスクロールアクション(ファイナルファイト等)で大きなキャラをダイナミックに動かすのに長けたカプコンならではだったかと。 ・BGMは同じカプコンのゲームで挙げると『超魔界村』に近い感じで重厚な曲調の物が多い印象。スーファミ中期辺りのRPGとしては曲の数が多くて使い回しが少ないのが豪華ではある。 <システム&バランス部分> ・パーティメンバーに固有のアクションや特技が設定されており、物語を進めるほど色々楽しめる作りなのがユニーク。 <シナリオ&テキスト部分> ・人間以外の種族がやたら多めなところとか、物語の色合いは結構鬱ゲー色が濃いところは1作目からある程度確立されていて個性化はできていたかと。 ・本作の鬱ゲー度合いはシリーズ後期作(PS『4』やPS2『5・ドラゴンクォーター』)ほど振り切ってなくてそこまで陰鬱でもなく適度にコミカルな場面も散りばめてあってメリハリがあり、個人的には程良い塩梅だったかと思う(わしとしては、終始暗くてあまりに悲惨だったりとか、バッドエンドで救いの無い内容とかは遊んでてモヤモヤするばっかなんであんま好みでは無い)。 |
| おっと、ダメだぜぃ。 |
| <全体(特に快適性周り)> ・昔のRPGではありがちではあるが、フィールドの動きがノソノソで遅い。その上に敵とのエンカウント率がやたらと高いため、なかなか思い通りに動けないのがもどかしい。同じ町を行ったり来たりさせられるタイプの露骨なお使いイベントが多めなのも古くささがある。 <システム&バランス部分> ・カプコンがあんまりRPGを作り慣れていなかったせいか、フィールド(特に町の中とか)の構造はムダだらけで「ただっ広い割に何も無い・誰もいない部屋」がやたらと多い。練られてない感じなのは残念で、似た時期に出ていた魔界村外伝作GB・SFCの『レッドアリーマー』シリーズでも同じ感じでなかなか改善しなかったなァと思ったり。 ・戦闘のバランスもかなり荒削りな印象。序盤パーティメンバーがなかなか揃わず少人数での戦略性の低い単調な殴り合いの時期が長く続くのは展開的に少々退屈にも思えたり。メンバー間の強弱もあり過ぎて、せっかく仲間になるキャラが多いのにだいたい固定メンバーになっちゃうのはポテンシャルを活かし切れてない感じでもあり。 ・ボス戦も妙に強弱のムラがある他、地道なレベル上げが必要なバランスや、全体的に攻撃で与えられるダメージに比べて耐久力があり過ぎて戦闘が妙に長引きがちなのも気になる。 ・装備品の説明が少ない上にトラップ的なアイテムもポツポツ紛れ込んでるのはイジワルだと思った。 <グラフィック&サウンド> ・グラフィックの描写はフィールドも戦闘も丁寧な作りでキレイな部類に入るとは思うが、キャラのデザインは出た時期を差し引いても少々古さを感じるかも(70〜80年代のアニメくさい「クセ」みたいなのはある気も)。 |
| 感想だぜぇ、おやっさん。 |
| 『ブレスオブファイア』シリーズの第1作。アクションやシューティングゲームをが中心のカプコンとしては珍しい純RPG。 日本製・西洋風ファンタジー路線のRPGとしては『ドラゴンクエスト』と比べると若干暗くて鬱ゲー寄りのシナリオと思うが、暗い一辺倒ってワケでも無く、それなりにメリハリが効いた描写になってるとは感じる。 グラフィックは突き抜けた綺麗さって感じでも無いがキャラが大きめで良く動く戦闘画面を中心に丁寧な作りでアクションゲーム作りに定評のあるカプコンらしさがあるって点で「らしい」作りとも感じたり。ゲームバランスは全体的に粗っぽい感じでありRPGはを作り慣れてない雰囲気があったが、1作目ながら他社製のメジャーなRPG作品に無い個性も色々感じられる意欲作だったと思う。 |
掲載日:2026年4月14日
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