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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児
メーカー:バンダイ
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1993年7月30日
価格:9500円
ジャンル:アクション(ミニゲーム集)


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ぬいぐるみセット

ぶりぶりざえもんアイマスク

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 5 5 4 6 53
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いんだゾ。
・グラフィックの出来はそこそこ良く、まぁ顔グラが潰れてるとか動きがヘンとかも無いんで、微妙なクオリティの物が多かった当時のキャラゲーとしては、この部分は及第点か。原作の雰囲気がよく再現されている感じ。

・カセットの箱にも宣伝が書いてたりするが、当時としては珍しくボイスが入っており、その点では豪華。
ダメなんだゾ。
・難易度が全体的に極悪で、序盤からプレイヤーを全力で殺しに掛かってくるバランスがキツい。特に途中で挿入されるミニゲームの類がしんどいバランス。合格ラインがやたらと高かったり、対戦形式の物では相手の動きがオニだったり。先に進む上で必ずクリアする必要があるモノが多いのが、余計にタチが悪い。キツ過ぎんか、コレ…(苦笑)。

・アクションゲームとして操作性が微妙。かなりモッサリ気味の挙動で、ボタンを押してから万事ワンクッション溜めが入る感じでサクサク動くのとは程遠いのが残念。プレイヤーはモッサリなのに敵はやたらとキビキビ動いて攻めて来るのが辛い。どうも理不尽な気持ちになりやすく、動かしていて気持ちいいってタイプのゲームでは無いかな。
みさえ、感想だゾ。
 漫画・アニメ『クレヨンしんちゃん』のゲーム化作品。ゲームの作りとしてはアクションパートとミニゲームパートから成り立つ感じで、ナムコから出ていた『ワギャンランド』に近い(奇しくも後に一緒の会社になったワケだが)。元が大人向けの雑誌に連載されてたんでまぁある意味では間違ってないのかもしれんが、割とホンキで殺しに掛かってくる極悪難度なのが特徴。
 見てくれ部分の出来は良いと思うんだが、操作性部分は今ひとつの上で極悪難度なんで、遊んでてゲームかって言うとかなりビミョー。まぁバンダイのキャラゲーとしてはそこそこ良く出来てる方なのかもしれんけど…良作とも到底言い難い。

 原作のかなり初期の方をイメージして作られた感じなんで、毒が全開だったり、最近のしんちゃんとはかなりテイストは違う。今遊ぶとその点では逆に新鮮だったりはする。

掲載日:2021年7月6日


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