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怒りの要塞
メーカー:ジャレコ
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1993年4月23日
価格:8700円
ジャンル:アクション(シューティング)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 6 5 5 6 6 57
プレイ時間…7〜8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よひでごわしょう。
・グラフィックは結構凝っている。ステージ中で挿入されるデモも(一切文字で解説が入らんから意味分かんない箇所が多いけど)絵的には色々と凝った動きになっている。過去作に比べるとSF系のアニメを思わせるような演出が多く、演出面では色々とパワーアップしとる感じか。

・セーブ機能が一切無いのだが、全面通して1プレイするのにそれほど時間がかからんので、発売から時間が経った現在でも不自由なく遊べる、って意味ではユーザに優しい(大概のソフトだとカセットの電池が飛んで実機で遊ぶにゃセーブが不自由になっとるので)。
イカンですきに。
・『これと言って突き抜けてダメなトコが見当たらん割に何故かあんまり面白く感じない』っていう怒りの要塞シリーズ独自の味わいはゲームボーイ版から見事に継承されとる印象(それもどーかと思うが)。

・敵の撃つ弾の速度が速く自機の移動が遅い、かつ当たり判定がでかいので、「多対1の状況にならんように安全地帯に陣取って敵を一方的にハメ殺す」って感じでチマチマと敵を減らしていくプレイを強要されるって意味では微妙にちんまく、あんまり爽快感が感じられない。

・全編通して大体のアクションの流れが変わらず、敵の種類もそれほど多くなく、なんかワンパターンであり、もうちょっと工夫が欲しかったトコではある。

・割と頻繁にデモが流れるのだが、やたらと長い上に飛ばせないのでテンポが悪い。しかも一切テキストでの説明が無く、そして文字なしで流れが分かるような内容でも無い(あー、なんかカニみたいなバイオ兵器が暴走して誰か殺したなー、程度)。そういう意味では、プレイステーションとかサターンよりも前に出たムービーゲーの走り的な存在かもしれぬ……(笑)。
感想でござんす。
 ゲームボーイで出てた怒りの要塞のスーパーファミコン版。見た目は結構凝ってて、頻繁にデモが流れてそっち方面で力が入ってるなーってのは分かるんだが、全体的に中の下くらいでまとまってて、そんなにダメダメなトコが無い割には遊んでてイマイチ面白いって感じないのが残念だったり。豪快さも足りなくて、緻密なテクニックってよりは巧く敵をハメて殺す的なパターンに持ってく事を要求される単純作業ゲーって感じか。
 もうちょっとアクションか謎解きか、純粋なゲーム性を高めて欲しかったなーって感じではあった。そういう意味では惜しいゲームかも。

掲載日:2018年10月30日


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