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実況おしゃべりパロディウス
メーカー:コナミ
開発:KCE大阪
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1995年12月15日
価格:9980円
ジャンル:シューティング(2D・横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 9 8 9 8 7 81
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
サイコ〜なっのだ〜〜ァ!(八奈見乗児風に)
・見た目こそ色物っぷり全開なのだが、作りそのものは意外と真っ当で真面目な作りであり、バランスも良好。シューティングとしての作りは一級品と思える。

・この手のシューティングとしては選択可能な自機の種類が非常に多く、アレコレ試してそれぞれのキャラでやり込んでみるのが楽しい作り。露骨に他の会社のシューティングのシステムを搭載したキャラもいるなど、この部分でも結構ネタに走っているのも楽しい点。

・タイトルにもなっている「実況」がカオスであり、この上ない存在感を放つ。基本的には賑やかしであって役に立つとかいう代物ではないが、演出として奇抜でシュールな事には間違いなく、他のシューティングには無い強烈な存在感があるのも確か。

・家庭用オリジナル作品って事で、原作がアーケードのシューティングと比べるとかなりマイルドなバランス調整であり、あんま殺しに掛かって来てない…って意味では遊びやすい。ヘッポコシューターとしては助かる。

・ステージが長く1プレイが長丁場になりがちなんで、中断セーブ機能が付いてるのはありがたい。

・『コナミワイワイシューティング』とでも言えそうな感じで、コナミの初期〜中期のオールスター的な色合いもあって賑やかである。
イッカ〜〜〜ン!!(八奈見乗児風に)
・1年後に出た他機種版(サターン・PS1)と比べると、容量の関係か自機の種類がちょっと少ない。それでいて値段は倍くらいするって意味でお得感はかなり劣るかも。まぁSS/PS版はベスト版・完全版的位置付けだったように思うんで、値段の差は仕方ない面はあるやもしれんが。

・マシンが多いのは楽しいが、何かしらクセのあるマシンだらけなんで、道中どこかで露骨に苦手な場面に出くわしゲンナリ…とはなりやすい。

・ステージ中の描き込みとかも細かいのだが、色合いとかもド派手な事が多いんで、目がチカチカする場面もあったりはする。
感想なのよ〜〜ん。(八奈見乗児風に)
 外見も中身も色物全開な作りのパロディウスシリーズの家庭用オリジナル作品。タイトルにある通り、シューティングゲームのクセに全編通して声優の八奈見乗児氏による賑やかしの実況が入るのが強烈なインパクト(容量制限のでかいカセットのゲームのクセにやたらと喋りまくるのである)。

 実際のシューティングゲームとしての作りは非常に真面目で堅実な作りであり、バランスも同時期のシューティングとしてはかなりマイルドな調整になっていて非常に遊びやすいのが好印象。キャラも性能がガラリと異なる物が多数用意されており、ボリューム面でもかなり豪華な作りである。作る側も熟れて来たと申すか、スーパーファミコン後期の良作シューティングって印象。遊びやすく奥深さもあり、わしとしてはお気に入りのゲームであった。

掲載日:2021年11月30日


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