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星のカービィ スーパーデラックス
メーカー:任天堂
開発:HAL研究所、任天堂情報開発部
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1996年3月21日
価格:7500円
ジャンル:アクション(2D)
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ミニスーファミ(本作を収録) ついでにメガトンパンチでもどうぞ。 |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
9 | 8 | 10 | 9 | 9 | 9 | 94 |
すンばらしいッ! |
・6つのメインゲーム+3つのサブゲームが入っており、ボリュームがある。「1作目の簡易リメイク」、「速さを追求したデデデ大王とのマッチモード」、「ダンジョン探索&お宝集め」、「時間との戦い」、「コピー使い分け」…といった感じでそれぞれに特徴があり、どれもよく作りこまれている。 ・CGを駆使したグラフィックが美しい(スーパーDKみたいな過剰なツヤツヤ感が無いのでカービィシリーズとしても違和感は無い)。今までのシリーズと比較して、カービィが大きく描かれており表情も豊かになった。 ・コピー能力が大幅にパワーアップ。コピー種類自体が増えたのに加え、1つの能力でもダッシュや連打・タメと組み合わせてコマンド入力する事で、複数の攻撃を使い分けることができるようになった点が大きな進化ポイント。アクションにスピード感があり、テクニカルに戦うことが可能になったので敵との戦闘が格段に面白くなった。その一方で複雑化しとる弊害もあるにはあるが、使い分けの必要があまりない救済措置的なコピー能力(ボムやらプラズマやら)もあり。この辺はしっかり練られたバランスだと思う。 ・2人で同時に遊ぶことができる。上手い人はカービィを担当、操作が苦手な人はヘルパーを使い(≒ミスしても平気でほぼペナルティ無しで復活可能)協力プレイが楽しめる。この辺はファイナルファイトチックな楽しさも味わえる、と言えそうな。 ・全体的にユーザーに親切な作りになっている。各ゲームを始める際にはチュートリアルによって操作を練習できるし、ゲーム中にポーズをかけることでアクションの操作を確認できる。説明文のセンスもアホくさくて良い。ゲーム自体の難易度の上がり方も過剰な部分が無く、非常に遊びやすい。 |
イカンですきに。 |
・ゲーム内容自体には大きな不満点は見当たらないのだが、特殊なチップを使ってる弊害か、やたらとデータが消えやすいのが難点(「ドンッ」→『カービィ1号
0% カービィ2号0% カービィ3号0%』でお馴染み)。 ・技を使い分ける面白さを追求したのと引き換えにシリーズ特有のシンプルさは少し失われている。それぞれの能力の全ての技を完全に使いこなす場面は無いのだが、これまでのカービィシリーズより若干敷居が上がった感は否めず。 ・本作だとコピー能力を捨てる際にはヘルパーが必ず出現してしまう。このヘルパーがかなり無能であり、敵に突貫してはダメージを喰らい続けて自爆するとかいう、賑やかしにもなんない性能なのが残念。明らかに足引っ張りしかしないんで、過去作のように「ヘルパーを出さずに能力を捨てられる」事が可能でも良かったと思う。 ・全体でのボリュームはそれなりだが、あえて文句を言えば各ゲーム一つ一つがやや小粒ですぐ終わってしまうのが物足りないってくらい。いや、ゼイタクな悩みかな。 |
感想だYO。 |
名前の通り豪華な作り。今までに比べると敵との戦闘に重点を置いた作りとなっており、1つのコピー能力で数多くの技を使い分ける事ができるという奥の深さが面白い。また、同時期のアクションゲームと比べて格段にボリューム感があるのもいい。 星のカービィシリーズはこの作品の後にも数多くの作品が出ているが、わしにとってのベストカービィはやっぱコレかな。現在のカービィシリーズが基本的にシステム面・操作部分は本作の延長上にある事が多いって意味では、シリーズの第2の出発点って言える存在なのかもしんないね。 |
掲載日:2004年8月1日
更新日:2023年1月17日
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 8 | 8 | 92 |
良かったペポ!!(カービィ風に) |
・オムニバス形式でゲームが作られており、様々な舞台やストーリーを元に遊んでいけるのが何よりの本作の特徴。ストーリーだけでなくゲームの目的やシステムも変化するので飽きさせない作りになっている。 ・操作説明のチュートリアルが親切でゲーム初心者にも受け付けやすいように配慮されている。ディレクターの桜井氏による特徴的な台詞回しも本作から多く見られるようになり、ゲーム熟練者も見てるだけで面白い。 ・強いメロディラインの曲が多く、曲単体で聴いても名曲なものが勢揃い。特にグルメレースや戦艦ハルバードの曲等は名曲。 ・コピー能力の数が増え、さらに一つのコピー能力から行えるアクションも大幅に増えた。コピーすると見た目が変化するようになったのもあり、能力の多様さを楽しめるようになったかと。 ・そのコピー能力を用いて解いていくギミックが増えた。ステージクリアだけが主な目的だった従来作よりもギミックに合わせたコピー能力の運用方法が大切な傾向に変わっており、カービィ特有のオリジナリティが出来て良かったと思う。 ・動きに惰性があり動き少し癖があった歴代のカービィと比べると動きが滑らかに反応良くなったように感じる。キャラの動かしやすさという点では、カービィシリーズは本作でほぼ完成されたと言ってもいいんじゃないかと思うほど。 ・コントローラーを二つ接続しての協力プレイに対応しており、この協力プレイがまた楽しい。ヘルパーという存在が、カービィの冒険の孤独感を紛れさせてくれているようにも感じる。 |
だめゾイだめゾ〜イ!!(デデデ大王風に) |
・セーブデータが他のソフトとは比べ物にならないほど消えやすいのが難。以前までプレイしていた場所まで戻す手間は少なめな方ではあるんだが…。 ・格ゲーほどはややこしくはないものの、コピー能力技の発動にはある程度の手順とアクション要素が必要となっている。そこまで難しくはないものの、ゲーム初心者が簡単に取得出来る訳ではなく複雑さが増えてしまったという面も。ゲームシステム上、致し方ない問題ではあるが。 |
フッ…感想か…好きにしろ(メタナイト風に) |
オムニバス形式で少しずつ違う仕様のゲームを楽しめるというシステムのアクションゲームは珍しい。カービィシリーズの中だけでなく、アクションゲームとしても本作のようにモードによってゲームの毛色が異なるのは中々の異色なゲームだと思う。 コピー能力のアクションの豊富さやギミックの多様さ等、後のカービィシリーズの肝となる仕様も数多い。この時代のゲームの中では特に親切なUIも良かった。バランス良く全体的に優れているゲームであり、まさにスーパーデラックスの名を冠するに相応しいカービィ。 |
掲載日:2018年5月1日
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