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マリオとワリオ
メーカー:任天堂
開発:ゲームフリーク
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1993年8月27日
価格:6800円
ジャンル:パズル(アクション)
| 映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
| 6 | 6 | 8 | 8 | 8 | 7 | 76 |
| イーヤッフー!ハハー!(よかばい) |
| ・マウスに拠る快適な操作とシンプルなルールで手軽に楽しめるのが嬉しい。マウスによるカーソル(プレイヤーキャラのワンダ)移動の他は左クリックのみで複雑な操作は存在しないながら、沢山用意されたギミックや絶妙なステージ構成でしっかり骨太なゲームになってる点はスゴイ。 ・性能が異なる3種類のキャラが用意されており(=移動と落下の早いヨッシー、遅いピーチ、中間のマリオ)、使い分けたり、キャラ毎にクリアしていったり、遊び方に幅があるのが良いですな。単純に移動速度がユルいのでイージーってならんので、使い分けが余計に大事(移動が遅けりゃ操作はラクでも制限時間が厳しくなりがちなんでミスが許されないって点で一長一短になる)。 ・ステージ数が豊富に用意されている。シナリオクリア後にも更に難しい「エキストラエリア」も用意されており、そこそこボリューム感はある。 |
| マンマミーア…(イカンぞい) |
| ・1つ1つのステージが短めであるとは言え、さすがに最初から最後まで通しでやるには疲れて集中力が持たない(数時間飛ぶからね!)。セーブ機能(もしくはコストアップを嫌うのであればせめて中断用のパスワードでも)があれば嬉しかったのだが。 ・アドリブ力と覚えゲー的側面と、両方が要求されるため難易度は高め。勝手に動き回るプレイヤーキャラの制御にルート上のギミック操作などなど、色んな事を並行して正確に進める必要があって非常に忙しい。 ・ソフト自体に起因する事では無いが、スーファミマウスは今の光学センサー式のマウスと違ってボール式で、センサー部分にホコリが詰まる事で頻繁に動作不良を起こすシロモノだった。同じマウス対応のマリオペイントはミニゲームのハエ叩き以外は忙しい操作は要求されないが、こちらは操作対象が勝手に歩く上に(≒強制スクロールに近い)、制限時間付きで悠長な事は言ってられないのに、マウス側の不調でミスしたりすると本当にイライラしたものである…(笑)。 |
| イッツミーザ、感想。 |
| 後にポケモンシリーズを手掛けるゲームフリーク社によるマウスで遊ぶパズルアクションゲーム。ゲームフリーク製マリオ派生作はファミコン/ゲームボーイの『ヨッシーのたまご』以来となる。マウスで妖精を操作して、目隠しされてひたすら前に歩き続けるマリオ達を誘導しゴールへ導いていくパズルアクション。システム自体は至極シンプルな作りと思うが、頭は使うわアレコレと操作で意外と忙しいわで結構熱くなるゲームだったりもする。超大作!!…とかいう路線ではないとは思うが、一風変わった切り口がユニークな、オンリーワンの存在感を持つ作品に仕上がっているとは思う。 なお、マウス対応のゲームってのはごく少数に留まっていた影響か、バーチャルコンソールでもミニハードでも一切移植されておらず現行のハードでは遊べなかったが、スイッチさんオンラインのスーファミで配信され、Switch2のマウス機能によって遊ぶ事ができるようになった。中断セーブも可能なんでオリジナル版では通しで遊びにくかったが、グッと手頃に遊べるようになったのはありがたい。 |
掲載日:2005年3月3日
更新日:2023年4月25日
シリーズ別一覧:スーパーマリオ
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