MOTHER2 ギーグの逆襲
メーカー:任天堂
開発:エイプ、HAL研究所、任天堂情報開発部
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1994年8月27日
価格:9800円
ジャンル:RPG
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映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
8 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 93 |
ここがいいです。ぐんまけん |
・シナリオやゲーム全体の監修は前作と同じく糸井重里氏。見た目は似ているが前作の暗い雰囲気とは一転、ポップな感じに仕上がっている。感動のシナリオやちょっとクセのある独特の言い回しはもちろん健在。テキスト部分の引きの強さは他のRPGを寄せ付けない出来。 ・ムーンライダースの鈴木慶一氏×任天堂(現クリーチャーズ社長)田中宏和氏のコンビによる、ゲーム音楽っぽくなくて一度聴いたら耳に残るサウンドがいい。音質の向上もあり前作以上の仕上がり。 ・グラフィックは同時期のゲームと比べるとやや貧弱ではあるが、味はある。基本ベタ塗りのグラフィックなので、見やすいのも好印象。良い意味で変な人物や敵キャラが多い、風変わりなデザインももちろん健在。 ・戦闘は一見オーソドックスなターン制だがHPのメーターが回転し、アナログに増減するのが独特な要素。瀕死になるほどの大ダメージを受けてもメーターがゼロになる前に強引に攻撃を繰り返して戦闘を終了させたり、急いで回復したり・・・と他のターン制RPGにはないスリルがあって独自色が強い。スーパーファミコンのRPGでは戦闘時の背景は周囲の風景が描かれているものが多いが、このゲームはド派手な配色の模様でウネウネ動く。PSIを使った時の幾何学模様もイカス。サイケデリックな雰囲気全開で、戦闘と言えば周囲の風景を描画っていうRPGが大半な中では強烈な個性になってると思う。 ・今となっては珍しくもなんともないが、このゲームが出た時点ではかなり少数派だったように思えるため、シンボルエンカウント制でフィールド上で敵と追いかけっこするのもかなり斬新だった。フィールドでの敵との接触の仕方で戦闘が有利になるか決まるというのもなかなか面白い試み。 ・レベルが上がりやすく、苦痛となるレベル上げが必要ないのでストーリーに集中できる。 |
だめです、ぶーぶーぶー |
・自由度の高かった前作と比較すると親切になったのは嬉しいが、その分おつかいイベント色が濃くなり、やや窮屈に感じる部分もあるかもしんない。 ・ネス、ポーラ、ジェフの外見や設定が前作のニンテン(主人公)、アナ、ロイドに似過ぎていてメンバーにあまり新鮮味が無い。 ・全体攻撃は常にネス→ポーラ→ジェフ→プーの順番で受けるので前にいるキャラほどダメージが大きくなる。PKスターストーム等の強力な全体攻撃を受けるとHPの低いポーラの回復が間に合わない事が多い。パーティの並び替えができればよかったのだが。 |
かんそうです。ぽてんしゃる! |
オーソドックスな作りと糸井重里氏によるユニークなテキスト&ストーリーがいいカンジの、ゲーム初心者からマニア・オタク層までどっぷり楽しめるであろう傑作RPG。作り自体はドラクエタイプの基本的な作りのRPGなので、遊び手を選ばない作り。良い意味でゲーム音楽っぽくないBGMも強烈に印象に残る。 数年ごとに無性にやりたくなり、筆者的には都合10周以上遊んでるかもしれない。筆者は妙に忘れっぽいので遊ぶたびに新鮮なキモチで楽しめる。こんだけ1つのRPGで楽しませてもらってるから感謝せんとイカンね!!MOTHERシリーズの中では今遊ぶには棘が多過ぎ&不親切な「1」、アクが強く2をやってるのが前提の「3」と比べるとこの「2」が突き抜けた完成度。見た目としては古さはあるけど、ゲーム内容自体は今遊んでも全然通用する内容かと存じまする。 |
掲載日:2004年8月5日
更新日:2015年4月6日
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
9 | 10 | 9 | 10 | 8 | 8 | 9 | 89 |
これはとても良いなあと、ぼくは思った。 |
・糸井重里氏特有のセリフまわしの使い方や表現がかなり特徴的。一般的なゲームの文とは少し違うような表現やセリフが多く、本作では次世代機のスーパーファミコンに変わった事もあってMOTHERの魅力ともいえる糸井重里氏特有のセリフまわし、通称『糸井節』の表現がさらに多彩になった。フフフと笑えるものから感慨深いものまで、多様な表現で楽しませてくれる。 ・敵との遭遇がシンボルエンカウントになり、ある程度戦闘の開始がこちらに委ねられるようになっている。敵とぶつかる時の自キャラの向きで戦闘開始時の先手後手が決まったり、こちらが強くなると雑魚敵がこちらを恐れて逃げ出すようになったりと、戦闘が始まるまでの過程が独特かつ面白くなっている。 ・ドラムロール式戦闘システムという当時では様変わりな戦闘システムを使っており、HPを超えるダメージを受けても実際に表示上で0になるまでは行動出来るようになっていたりする等、通常のコマンド式RPGとは違って急いで判断しなければならないように作られたシステムは面白い。常にゆっくり戦略を考えられる訳ではないという緊迫感が珍しくて個人的には好き。 ・目標が提示されなかった前作よりも明確な目標がある程度表示されるようになった。ヒント屋と呼ばれるゲームをどう進めたら良いか教えてくれるオジサンが居たりと、ゲーム途中で躓かないように考えられているのだなと感じる。 ・この時代のゲームにしては珍しいサイケデリックな雰囲気の戦闘BGMが耳につく。普段のフィールド音楽もその町ごとの雰囲気に合った音楽が揃っており、曲だけを聴いていても楽しい。この時代のゲームにしては戦闘音楽が豊富なのも良かった。トンズラブラザーズによる演奏も格好良かったりと、本当に音楽はよく出来ている。 ・前作以上に独特なキャラが際立つ。それでいてクセがありすぎる訳ではなく、誰でも受け入れやすいキャラが本当によく揃っている。特にMOTHER2から登場したどせいさんの強烈なキャラはたまらない。 |
こりゃいけない。問題かも。たぶん。 |
・ゲームのクリアまでの道がほぼ一本道で、ゲーム側から提示される事を基本こなしていくだけなので自由さが足りないように感じる。 ・後半の敵の攻撃力が高すぎる事があり、対抗手段も多いがHPの上下がかなり激しくなるので戦闘が大味になる事がある。 ・いくつも魅力的な町があるのに、最後のダンジョンでセーブしてしまうと戻れなくなってしまう。魅力的だった町が多いゲームなだけに、これは寂しかった。 |
色々あったけど、感想です。 |
糸井重里氏の色合いが非常に濃く出ている。しかしキャッチコピーの『大人も子供も、おねーさんも。』の通り、誰でも楽しめる面白さがとても詰まっている。 前作よりも格段に親切になっており、尚且つ音楽もグラフィックも、糸井節たっぷりのセリフも何もかも強化されている。独自色が中々強いゲームなのに誰でも取っ付きやすいように作られているのも凄い。今の時代のゲームしか知らない人がスーパーファミコン時代の本作をプレイしても他のスーパーファミコンのゲームより受け入れやすいんじゃないかと思うほど。 実に濃いゲームながらどんな人にも薦められる。特にスマブラではアイテムとして投げられているだけの、どせいさんが普段はどういう風に話しているかという事が気になる人にはオススメだぞ!!←謎 |
掲載日:2017年5月8日
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・MOTHER (1989年・FC) |
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