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スーパーボンバーマン3
メーカー:ハドソン
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1995年4月28日
価格:8900円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 8 8 7 7 7 78
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ここが凄いんです。
・やはり、対戦モードは面白い。お助けキャラ「ルーイ」が登場。パーティゲームの賑やかし要素としては面白く、実力差が多少あるプレイヤー同士でもヘタな側がルーイを引く事によって巧いプレイヤーを引きずり下ろしやすくなったって点では面白い新要素。

・ミスしてもフィールド外側から残ったプレイヤーにちょっかいを出せる「ミゾボン」システムが初登場。火力が初期状態に戻り攻撃能力は低いが、ボンバーマンシリーズはバトル序盤で退場すると見てる時間が長くて退屈だったんで、この追加要素でヒマ潰しが可能になったのは嬉しい追加点と言える。

・過去作よりもCOMの動きが強化され、特に強くした時のアホな自爆(マイナスアイテムを自分から積極的に取って自分の仕掛けた爆弾の爆風に突っ込む等)が減った点は◎。

・1人用モードは若干PCエンジン版に近くなった感じ。全体的にテンポが良くなった印象。
ここが困るんです。
・お助けキャラ「ルーイ」だが、色別の特殊能力に加え、「1回ミスしてもチャラにできる」って性能が強烈過ぎる気がする(特にジャンプで攻撃をかわせる能力は反則的でインチキくさい)。過去作よりもバランスが大味になってしまった感は拭えず。「ルーイの有無」などをオプションで設定できれば良かったと思う。

・1人用モードは序盤から敵が積極的に向かって来るためプレイヤーが追い詰められやすく、かなり難易度は上がった印象ではある。最初からキツ目って意味では過去作を遊んでるのが前提って作りなんで、新規プレイヤーには敷居は高まった感じではある。
感想なり。
 ボンバーマンのスーパーファミコンでの第3作。同じハードでの3作目って事で多少色合いを変えるためか、どちらかと言うとPCエンジンで展開していたシリーズに近いテイストになった感じ。

 バトルにおいてミスしたプレイヤーが干渉できる『ミゾボン』システム等の導入はあるが、基本的には過去作のバージョンアップ版って感じであり、そんな目新しさ・斬新さとかは感じない。また、対戦モードにおけるルーイの性能が凶悪でバランスが大味になった感も。
 ただ、全体としては過去作のいいとこ取りと申すか、色んな部分がしっかり磨かれて完成度は高く仕上がっているとは思う。

掲載日:2005年9月18日
更新日:2022年9月27日


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