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スーパードンキーコング2
ディクシー&ディディー

メーカー:任天堂
開発:レア社
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1995年11月22日
価格:9800円
ジャンル:アクション(2D)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
10 9 8 7 9 8 89
プレイ時間…100時間以上
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ウッホウッホ(良いぞね)
・シンプルで小気味良いアクションは健在。難易度は高いが理不尽さを感じさせない作りで飽きさせない。ステージ数の数も充分用意されており◎。前作『1』では主人公のドンキーコングの性能が悪かったが(鈍重・ジャンプ力が無い・当たり判定でかい)、今回のディディー(素早い・スキが少ない)とディクシー(ゆっくり落下可能)はそれぞれメリット・デメリットが適度に散らばってるんで、しっかり個性化できとるとは思う。

・ツヤツヤ&立体感バツグンのグラフィックは一層強化されている。当時出始めていた次世代機(サターンだのPS1だの)と違ってポリゴンではなく2DのCGレンダリングによるグラフィックだが、表現のレベルでは次世代機に劣ってはいない(…ってか、この世代のポリゴンはまだ表示数が少なくカクカクしとるんで、綺麗かどーかって観点なら洗練された2Dグラの方がレベルは高いと思う、わし的には)。続編の『3』は妙にアクが強いデザインで個人的には好きになれなかったが、この『2』は純粋に綺麗でフサフサ感を堪能できるのは良し(まぁ『3』の路線にしても結局は好みの問題でもあるが)。

・デビッド・ワイズ氏作曲のBGM&効果音も前作同様に圧巻の出来。スーファミは音質が軽くチープな曲が多かったりするが、そのハンディを感じさせない圧巻の曲作りである。

・コースの作りも実に多彩であり、中には専用のギミックを備えたステージなんかもあったりする。見た目でもステージ毎にしっかり差別化されており、手の込んだ作りと言える。アクションゲームとして完成度は随一。
ウッキー(駄目なんじゃ)
・同じ仕掛けを連続で避けていく場面が多く、特に終盤のステージやボス戦では覚えゲー的側面が強いように思われる。

・タイトルがドンキーコングなのにドンキーコングを使えないのは微妙。レア社開発DKでは結構多いのだが、自キャラも敵キャラもキャラを作品毎に使い捨てにしてしまってるのが勿体なかったり(任天堂の手法をマネていた当時のレア社だが、この部分、キャラを大事に使い続けない点は割と明確に任天堂と別方向なままではあった)。

・前作『1』同様にセーブが非常に不便。フィールドマップの奥の方にあったりするセーブ小屋でしかセーブできず、一度入ったワールドは出られないため、コースを4〜5個クリアしないとセーブすらできない…ってラウンドがあったりするのが実に不親切(スイッチさんオンラインとか最近の移植ならばリアルタイムでどこでもセーブ出来るので、この辺の欠点はカバー可能ではある)。
THE 感想。
 作りとしては前作から大きな変化は無いが、安定した面白さを誇る『スーパードンキーコング』シリーズ第二弾。
 CGによる美麗なキャラのアニメーションは当時の新機種だったプレイステーションやサターンのゲームにも負けてませんでしたな。ゲームバランスの部分とかやり過ぎ感が無く、遊びやすさって意味では、レア社製作のDKシリーズの中でも随一かと。

掲載日:2005年3月2日
更新日:2024年7月23日


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