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すってはっくん
メーカー:任天堂
開発:インディーズゼロ
機種:スーパーファミコン
発売年月日:1998年8月1日(NP版)/1999月6月25日
価格:3000円(NP版)/4200円(ROM版)
ジャンル:パズル


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執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
7 7 8 7 7 7 74
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ほぉ~う、良いのでござんす。
・面クリア型のアクションパズルで、ステージ中にある「虹のカケラ」なるキラキラ光る多面体を全部集めるのが目的となる。何かアクションする度にスコアが減る減点法で算出されるため、ムダを省いた動きが求められるって点でスコアアタックもアツい作り。トライ&エラーが基本の思考型パズルでステージを見渡しギミックの組み合わせを考えたり何度もやり直したり…の流れになると思うが、全体的に挙動が軽くてリトライで待たされたりしないのでストレスを感じにくいのは良し。

・当初はパッケージでない書き換え専用のソフトとしてリリースされた事に拠る部分もあるとは思うが、作中でのチュートリアルが当時のゲームとしては非常に詳しく、親切で分かりやすい作り(ルールやテクニックの類が動き付きで説明が流れるため、紙の取説よりも分かりやすい!)。

・見た目は結構丸っぽいユル目のキャラで、世界観もほんわかしていて可愛らしい。上述の通り作中でのユーザへのフォローもしっかりしている。一方でゲームの内容自体はバリバリの思考型のパズルゲームであり、手応えは十分。ゆるふわな見た目に反しての漢スタイルな内容という二面性がある意味では魅力と言えるカモ…。ギャップが凄いの(笑)。
アイヤー、だめでござんす。
・中盤以降の面は相当難しいステージも多い。ヒント機能とかもあるにはあるが、それでも閃かない時は閃かないんで、一旦壁にぶつかるとなかなか進めない手のゲームではある(ジャンルの関係上、どうしてもそうなりがちですがね)。わしだと6面あたりからかなり一杯一杯だったり。フォローは多い方だと思うが、ソレ込みでも十分難しいゲームかな、と。

・キャラとか可愛らしくて背景とかもステージごとに描き込みがしっかりしてる割には世界観とかの説明は無く物語とかも特に存在しないっぽい。パズルゲームなんで必要ないとは言え、ちょっと勿体無かったかも。
うほっ!感想でやんす。
 スーパーファミコンのハードサイクル末期に登場したアクションパズルゲーム。「ギミックを駆使してステージに散らばるアイテムを収集する」ってスタイルは『ロードランナー』とかに比較的近いと思う。…のだが、敵とかが湧いたりするワケでもなく、純粋にステージのギミックとのにらめっこがメインになるって点で純粋なパズル寄りで詰将棋的な色合いが濃い作風かな、と。
 ただし中盤以降はタイミングを見計らってのシビアなジャンプの連続や、ジャンプと組み合わせての吸い込み/吐き出しの駆使などもガンガン要求されるため、ユルそうな見た目に反して実はバリバリ漢系でストイックなのアーケードスタイルなゲームでもあったり。
 自分との戦いに没頭できるアーケードゲーマーさんに特に薦められる内容かもしれんですね。

掲載日:2025年2月25日


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