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レッキングクルー'98
メーカー:任天堂
開発:パックスソフトニカ
機種:スーパーファミコン(ニンテンドウパワー専売)
発売年月日:1998年1月1日
価格:2000円
ジャンル:パズル(アクション)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 6 5 6 58
プレイ時間…10〜15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかったトコロ。
・内容的にはジミなのだが、ジワジワと攻撃を加えて少しずつダメージを与えていく作業感って意味では意外とクセになる感覚はある。うまく連鎖を組んで相手に攻撃を加える快感はなかなかのもの。

・キャラクターのグラフィックは小さいが、動きはちょこまかとしつつも意外と細かい部分まで凝っている印象。

・ファミコン版の『レッキングクルー』をそのまま収録していてお得。
いかんトコロ。
・対戦特化型のパズルなのだが、互いにジャブを繰り出してジワジワとダメージを与えていく事しかできないため、なかなか勝負が決まらず1試合が長くダレがちなのが難点。もうちょっと短時間で決着がつくバランスでも良かったと思う。

・消すパネルの色によって攻撃の内容が変わるのだが、黄色いパネルの攻撃(相手に消せない鉄板パネルを落とす)はちょっと強過ぎるような気がする。

・ストーリーモードの対戦相手が『土偶』とか『おにぎり』とか出て来て少々シュール(アイテムとかじゃなくあくまでキャラである)。マリオのゲームって考えるとかなり浮いてる感は否めず。アホくさくて味はあるけども、手抜きくささもありマリオっぽいかと言うと微妙。近年厳しくなった感のある任天堂社内の基準からすると、まず確実にダメ出しされて世に出て来ないレベルかと(→ペーパーマリオとかでもミヤホン氏チェックに引っ掛かってるくらいなんで)。
感想なり。
 往年のパズルが13年の時を経て復活!…と思いきや、引き継いでいるのはパッと見の画面構成とマリオが出て来る事くらいのモノで、中身は割と別物だったりする。

 対戦型のアクションパズルゲームになっているが、相手からの攻撃の対応に追われ、なかなか忙しい感じの内容。じっくり考えるよりは兎に角指を動かす必要のあるタイプのパズルで、その点では『ヨッシーのクッキー』とか『ワリオの森』に比較的近いかも。ただ、バランス部分はかなり大味な印象で、チマチマと小刻みな攻撃を繰り返す関係上、展開的にダレやすいのが欠点。任天堂のパズルゲームとしては平凡なレベルか。オリジナル版のレッキングクルー(ファミコン版)もそのまま収録しており、お得感のある内容なのはナイスですな。

掲載日:2008年2月3日
更新日:2024年2月27日


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