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エレベーターアクションリターンズ
メーカー:ビング
機種:セガサターン
発売年月日:1997年2月14日
価格:5800円
ジャンル:アクション


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 6 7 6 70
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかばい。最高ばい。
・難易度は過去作品と比べてそこまでオニって感じでもなく、適度な範囲に収まっていて遊びやすい。自機の攻撃能力や移動速度が高め&初代と違って一発死でなくライフ制で多少のミスも許容されるので、ハデに暴れる立ち回りが出来、爽快感を味わいやすいのが良い。

・グラフィックはドット絵がヌルヌル動く描画で非常に凝ってて、今の基準で見ても十分キレイである。当時のポリゴンってかなり角張ってて不格好なのを思えば、今の時代に遊ぶ分には凝ったドット絵の方が見栄えが良くて違和感も少ないとは思う。

・キャラは3人から選んで攻略可能。どのキャラも強みがあり、なおかつそこまで極端な性能差も無いため、「見た目で選ぶもヨシ」「ちょっとしたキャラ独自のアクション優先で選ぶもヨシ」でまぁ程良い塩梅かと思う。

・前作の初代『エレベーターアクション』も収録しており、ちょっとオトク(クリア後に解禁)。
お〜の、イカンぜよ。
・過去のシリーズ作品では小刻みにエレベーターを上下させる事ができたが、本作だと階刻みでしか上下させられないため、敵を潰しにくくなってしまったのは残念(まぁエレベーターの挙動としては本作の方が確かにリアルなのだが、ゲームとして面白くなったかは別よね…って意味で)。

・中盤以降は敵の数が増えて可燃物の引火→爆発のエフェクトとかがやたらとごった返すため視認性が悪く、「気付いたら死んでた」みたいな状況になりやすいのが欠点。

・ボリュームはそこまででもない。割とアッサリした昔ながらのアーケードゲームスタイルな作りではある。

・エンディングが微妙にバッドエンドくさい雰囲気でスッキリしない。個人的にはバッドエンドって好みじゃないんで、「待ってよ、苦労してクリアしてコレ?」って感じでどうしてもモヤモヤしてしまう。

<スコアに反映させてないけど微妙に気になる点>
・前作の「スパイが敵アジトに潜入して機密文書を入手して脱出」(=映画『007』みたいなノリ)でなく「特殊部隊の軍人が正面からハデにドンパチして殲滅」(=SNKから出てる『メタルスラッグ』の1作目なんかに近いミリタリー物)になってるんで、どうしても雰囲気は変わってる感はある。
感想ですえ。
 タイトーから出ていた、スパイ映画的な潜入を題材にした『エレベーターアクション』の新作だが、スパイでなく特殊部隊の軍人が自キャラって事で雰囲気も変わっている。エレベーターのギミックを活かす場面が減って銃撃だの格闘だのの比率が上がっており、あくまで「初代エレベーターアクションの雰囲気を残しつつ、そこから別物に構築した」って感じではあるが、コレはコレで楽しいのでアリかと。描画が小さくて少々チマチマしているがやたらとヌルヌル動くドット絵も凝った作りで見た目も飽きさせない作りなのが良い。
 派手さは感じないしボリュームもそれほど無くてアッサリした作りだとか、道中のデモ画面とか凝ってる割にはエンディングが妙に味気ないとか気になるところもあるにはあるが、まぁ佳作〜良作の域には入ってるゲームかと思う。

 なお、現在だとプレミア価格で気軽に購入できる値段では無くなってしまったが、ニンテンドースイッチなどに移植されているので気になる方はそちらをチョイスしてみましょ(途中セーブとか巻き戻しとかできるから遊びやすいしな!)。

掲載日:2026年4月21日


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