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セガラリー チャンピオンシップ
メーカー:セガ・エンタープライゼス
機種:セガサターン
発売年月日:1995年12月29日
価格:5800円
ジャンル:レース


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 8 7 6 5 66
プレイ時間…10時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
すンばらしいッ!
・プレイステーションとかセガサターンとかのレースゲームだと、何も無い所からポンポンと地形が湧いてくることが多々あったが、このゲームの場合、ハード初期のソフトにかかわらずそのような奇異な現象は無し。まぁポリゴン表示がニガテなハードらしく、見栄え自体は正直そんなに良い方とは思わんが(サターンとしてはかなり頑張ってる部類とは思うが)、レースゲームとしてはしっかりした作り。

・フレーム数も秒間30程度は維持しており、スクロール自体はそこそこ滑らかと言える。スピード感もしっかり味わえる出来。

・セガのレースゲームらしく、BGMも出来は良いかと。CD-ROMの大容量を活かした生音による収録で迫力があるのが◎。
イカンぞな。
・元がアーケードのゲームらしく、アッサリした作りなのが残念。家庭用ならではの時間を掛けて遊ぶモード等は無い。車の種類やコースのボリュームも不足気味(まぁポリゴン出始めのアーケードのレースゲームとしては標準的な作りとは思うが)。

・難易度調整の類も無い割に、完走するのもままならないくらい制限時間がキツキツだったりするのは少々難易度オニ過ぎる気も。

・ハード性能を考えれば十分凄いのだろうが、やっぱり地形だのマシンだののポリゴンがのっぺり気味であり、当時のレベルとしてもキレイってくらいでは無いかな、と。まあ、これはハードの性能の限界だから仕方ないのだが。

・リプレイをパワーメモリーに保存できるのはよろしいのだが、肝心のパワーメモリーの信頼性がイマイチで、端子の接触が悪くてすぐ記憶がパアになってしまうのが難点。いや…無論、このゲーム自体の欠点ではナイのだが、このゲームのデータが複数回消えちまったもんで、「あ〜〜ッ!またか!」って余計にイラツイていた記憶が残っとるのである…(苦笑)。
おっし!感想。
 アーケードでヒットした『セガラリーチャンピオンシップ』のサターン移植版。確かサターンで一番売れたレースゲーム。

 スペックで劣るマシンへの移植で、実際見た目はだいぶショボくなっとるらしいのだが、まぁ個人的にはアーケード版とか殆ど遊んでなかったんで、「こんなもんかな…」って印象ではあった。レースゲームとしてはしっかりした作りで、スピード感・爽快感は当時としてもかなりのレベルだったと思う。
 一方、アーケード作品の移植だけあってやたらと突き放した難易度であり、完走するにも苦労するのはちょっとキツ過ぎた印象。物量面もまぁ当時のレースゲームとしては並程度なものの、かなりアッサリした作りなのが否めん印象ではあった。もうちょっと家庭用に移植するにあたって追加要素とかありゃ良かったとは思う。

掲載日:2011年2月28日
更新日:2021年11月9日


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