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紫炎龍
メーカー:童
機種:セガサターン
発売年月日:1997年6月27日
価格:5800円
ジャンル:シューティング(2D・縦スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 6 5 5 6 59
プレイ時間…10~15時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかばい。最高ばい。
・2D縦スクロールのシューティングのフォーマットそのままのシステムで構築された内容って感じであり、とっつきは悪くなく、他のシューティングを何作か遊んでりゃ即馴染めるであろうほど操作の敷居は低いかと。

・背景の描き込みだとか、爆発のエフェクトだとかはそれなりに凝っている。同じ時期のシューティングだと、2Dシューティングでもポリゴンを使ったゲームがあ増えていたが、今遊ぶとなると、カクカクの無骨なポリゴンよりも見やすい&遊びやすいカモ…。
お~の、イカンぜよ。
・元がアーケードのシューティングって事で、割と序盤から殺しに掛かって来る難易度がキツい(戻り復活制なんで、ムリヤリのゴリ押しもできんしな)。ある程度装備を固めてミスしないでいると自動的に更に難易度が上がって行き、敵弾の密度とか速さとかがとんでもない事になるのもしんどい部分。

・出た時期(90年代後半)の割には、システム部分も見た目・演出部分もコレと言って圧倒的だとか尖った所が無いせいか、どうもジミで損してたかなぁってゲームではある。

・結構な弾幕になる割には当たり判定は昔のゲームみたいに大きく、また爆発エフェクトとか多くて視認性が悪く、なんだか分からない内にゲームオーバーになっちゃったりして、モヤモヤが頻発する。嗚呼、理不尽!(苦笑)
感想でごじゃる。
 オーソドックスなスタイルの2D縦スクロールシューティング。「数年前にアテナから出てた"大王"そっくり!」(=一部スタッフが共通なそうな)とかエピソードがあって、Youtubeサンとかで比較して見たら確かに「システム部分・ステージの構成・ボスの動きとかめっちゃ似てるな!」とは思ったものの、そちら(=大王)って遊んだ事が無い気がするんで比較の方は割愛。

 90年代後半のポリゴンじゃない2Dシューティングがだいぶ斜陽になりかけの時期に出たゲームの割にはコレと言って突き抜けた要素が無く「なんかフツー」とか「ジミで印象に残りにくい」ってゲームだった記憶。その割には結構色んなゲーセンでも見掛けてそれなりに遊んだ記憶もあるが、まぁ当時インフレしてたアーケードのシューティングゲームって事でやっぱり結構なオニ難度(難易度上昇の具合がめっちゃ急)。無個性でジミな存在に思えるが、良く言えば無難にまとまってて奇抜な要素も無いんで初見でも(先に進めるかは別として)操作そのものには馴染みやすくはあった。

 アーケード版を最後に遊んでからだいぶ後になってゲームショップの「サターンのソフトのジャンク○○本セット」に入ってて意図せず再会した訳だが、やり込んでない割には妙に懐かしいと思える不思議…(笑)。

掲載日:2024年11月26日


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