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ドラゴンクエストソード
仮面の女王と鏡の塔
メーカー:スクウェア・エニックス
開発:エイティング
機種:Wii
発売年月日:2007年7月12日
価格:7140円
ジャンル:アクションRPG
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | シナリオ | 総合評価 |
6 | 6 | 5 | 6 | 7 | 5 | 6 | 62 |
うほっ!よかったぜぃ。 |
・見た目に反してやたらと操作部分がハードだった「剣神ドラゴンクエスト」と比べ操作面も難易度もかなり下げられ、手軽に楽しめる内容にはなっているかと。難易度は低めで、同じステージを遊べば経験値稼ぎも可能。誰でもクリアはできる内容と思われるって意味ではゲーム慣れしてないプレイヤーにも優しい作り。 ・グラフィック、サウンド面は「剣神ドラゴンクエスト」と比較すると順当にパワーアップしていると思える出来。 ・アイテムをためたり、経験値稼ぎしたり、チマチマ色々貯める作業が面白い作りなのは評価できる。この辺りはドラクエ本編に通じる要素かも。 ・個人的には別に重要視していない要素だが、シリーズ初となるキャラボイスはそれほど違和感が無く、ちょっと安心した。 |
いや〜ん。だめなのぉ。 |
・内容はかなり単調であり、ボリューム面でも不満が残る出来。7000円も取るならば、それに応じた物量も欲しかったところだなぁ。1つの町を拠点に周囲を冒険するスタイルなので、どうしても従来のドラクエよりもこじんまりとした内容に感じられてしまう。これが3000〜4000円とか軽量級の位置付けだったらなら文句は言わんのだが。 ・アクションの一種である「突き」が妙に出にくく、他の操作に化けやすいのが難点。割と頻繁に出くわすので意外とストレスに感じやすい。 ・ロード時間は少々長め。これがマップの切り替えの度に表示されるのはイライラした。テンポ良いプレイにこだわってきたドラクエならば、この部分は特に頑張ってもらいたかった。 |
感想でござーる! |
実際に剣を模したコントローラを振り回す玩具「剣神ドラゴンクエスト」の新作にあたる、ドラクエシリーズの派生作。作りとしてはドラクエ本編みたいなRPGではなく、決まったルートを進んで行くガンシューティングの近接攻撃版というのが近いカモ。 やたらとハードで遊ぶとヘロヘロに疲れてしまう剣神〜に比べると操作もバランスもかなりマイルドになって遊びやすい…のだが、内容はかなり単調であり、フルプライスの値段の割にはボリュームも少なく飽きやすいのは難点。Wii初期にWiiリモコンの奇抜さを持て余した「棒フリフリの小粒な色物ミニゲーム」の域に留まってる感じではある。流石にドラクエだけあってそれらの枠の中では頑張ってる方とは思うけども…。 値段分の物量を実現し、頑張ってゲームとしての深み部分も作り込んでくれるとか、思い切って軽量級作品として安く出すかしてくれりゃ、もうちょっと満足できた気はする。そういう意味では惜しい部分が多かったと申すか、勿体なかったゲームかもね。 |
掲載日:2007年10月7日
更新日:2022年1月25日
シリーズ別一覧:ドラゴンクエスト
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