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エキサイトトラック
EXCITE TRUCK
メーカー:任天堂
開発:モンスターゲームス
機種:Wii
発売年月日:2007年1月25日
価格:5800円
ジャンル:レース


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執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
5 6 9 9 7 7 82
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よひですのう。
・良い意味で馬鹿ゲー。600m以上ブッ飛んだり、他の車をガンガン破壊したりして爆走するのがとても爽快!!

・リモコンを横向きで持って傾けて操作する。一見イロモノ路線だが、意外なほどしっくりくる調整。Wiiで同時期に出た「リモコン傾け」系レースゲームの中にはまともな操作が不可能なものもあったようだが、この作品に関してはそのような心配は無用かと。

・速く走りつつも、飛んだりドリフトしたり、木のスレスレを走ったりして得点も狙うことが重要であり、スレスレを狙うスリルと操作の忙しなさが意外とクセになる。これは、イケる。

・車種やコースの数はそれなりに用意されており、レースゲームとしてはボリューム面ではそこそこある。不満は感じない。
だめですじゃ。
・グラフィックはやや貧弱。際立ってショボいワケではないが、Wiiってハードを考えてもあんまレベルは高くない。新ハードとほぼ同発ってのを考えるとグラ重視のゲームじゃないってわかっていても物足りなさは感じる。

・非常に繊細な操作が必要なので、見た目のバカバカしさに反して極力ミスのない走りが求められる。もっと豪快に障害物をなぎ倒して走れても良かったと思う。

・難易度の設定という面では、各レベルの全コースでSランク(最上級ランク)を取らないと先に進めないのはチト辛い。

・エアスピンはジャンプ距離が短くなる、着地後の方向が狂う、スピードが落ちる等のリスクを犯してまで狙う価値が無い。リスクとリターンが釣り合ってない印象で、もう少し配点が高ければ積極的に狙う価値も生まれて面白くなったと思うが。
感想なり。
 『エキサイトバイク』を思わせるタイトルだが、直接的な関係は無く、内容的にはかなり別物(なお、本作を開発したモンスターゲームス社は本作がキッカケとなったか、後にエキサイトバイクの新作も担当している)。ただし、ゲームならではのブッ飛んだ挙動で、大胆に飛んだり跳ねたりできる…って意味ではエキサイトバイクっぽさも感じられたりする。体感操作のギミック路線に振り切った大胆なレースゲーム。

 Wiiの初期の作品は安っぽいミニゲームだらけで、それなりにボリュームがありそうって事でつい発売日に購入してしまったわけだが、本作の場合は体感操作もしっかり機能していてスリルもあり、思った以上に良く出来ておりちょっと驚きであった。一見すると色物全開の一発ネタ的内容にも思えるが、ゲームとしての作りは意外と堅実でしっかりしている。

 ただ、「レースはリアルなグラフィックでしょ」だとか「挙動が変なレースゲーはありえね〜〜」ってプレイヤーさんにゃ絶対合いそうもないし、難易度自体も相当高めで誰でもクリアできるバランスとは思えない。そういう意味では人を選ぶ内容に思えるし、洋ゲーチックな敷居の高さもあり。

 個人的にはWii初期のゲームの中ではかなり楽しめたんで、思い切って手に取ってみるのもアリかと。今なら安く買えますしな。

掲載日:2007年2月13日
更新日:2023年3月21日


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