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星のカービィWii
メーカー:任天堂
開発:HAL研究所、企画開発本部
機種:Wii
発売年月日:2011年10月27日
価格:5800円
ジャンル:アクション(2D)


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Wii版  WiiU DL版

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 7 7 7 9 6 76
プレイ時間…20〜25時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
うほっサイコーじゃ。
・Wiiでの前作『毛糸のカービィ』(製作元違うからってのはあろうが)ではただ簡単なだけで手応えも何も無かったが、今回の制作はさすがに本家であるHAL研究所だけあり、さじ加減が絶妙。過去作品よりもカービィ自身の攻撃が強化されているので(≒無敵判定が長い、どのコピー能力でもあまり死角が無いなどに拠る)、敷居は更に下がったと言えそう。それでいて技を出しわけて進むなどテクニカルな要素もアリ。難易度自体はかなり低めであるとは思うが、簡単でありながら退屈さを感じない、それでいてくどくもないステージ構成の巧みさが魅力。難しくなくて、かつ、しっかり面白いってのは貴重な存在だと思いますぞ。

・ステージを進めることでミニゲーム等が色々と出てきて何が出るのか結構ワクワクする。何十時間も猛烈にやり込めるだけのボリュームは当然無いと思うが、別に不満点でもない。

・これまでコマンド入力タイプカービィでは出てなかったニードルやトルネード等が追加技を引っ提げて復活したことは古参ファンにはちょっと嬉しい要素。
イカンですきにー!
・Wiiリモコン横持ちの操作しかできないのだが、ガードが十字キー横の押しづらいAボタンに割り振られていたり、コピー能力解除がリモコン中央にあるマイナスボタンに配置されてあるあたり、ボタン配置にやや無理がある。コピー捨てるのはともかく、ガードがとっさに出せないので殆ど意味が無い。やはり、根本的にコントローラのボタン数が足りない…。ヌンチャクもしくはGCコンなどでも対応していてほしかったところ。同じWiiの2Dマリオでも感じた事だが、こういうムリヤリ感のある操作方法ってのは本来の任天堂の強みを打ち消しちゃってると思う。

・これまでのシリーズに比べると、あんまりBGMが印象に残らない。もうちょい個性を強めに出しても良かった気が。
感想だぁべ。
 据置機向けとしては実に11年ぶりのカービィ。このゲームの場合、最初にゲームキューブ向けとして情報が出たのが2004年だから、それからカウントしても7年待ったことになる(長かったな…)。

 内容はベーシックかつオーソドックスな2Dアクションスタイル。長く待たされた割にはこれと言って驚くような要素は見当たらないし突き抜けて独創的で存在感のあったゲームかって言われると、正直それほどない印象。ただ、演出面は順当に進化してるし、バランス面は良好で遊びやすいのが長所。派手さは無いが名作と言われた過去作品、『夢の泉』だとか『スーパーDX』辺りに近い味付けなんで、それらが好きだった人には合う内容に仕上げられているとは思う。「派手さは無いのだが堅実な出来の佳作」って感じか。

掲載日:2011年10月31日
更新日:2022年8月30日


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