人生ゲーム ハッピーファミリー
メーカー:タカラトミー
機種:Wii
発売年月日:2010年11月11日
価格:6090円
ジャンル:ボードゲーム
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
1 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 7 |
良いところ。…ってアレッ?良いところが無いッ!!! |
・ゲームの内容そのもので良いと言えるような部分はホントに無し!!ほんの僅かでも良いところを探しても見つからないんだよ、これが!!ここまで全方位でエクスクレメント丸出しの内容を21世紀に出してしまうメーカーの厚顔さ・図々しさ・モラルの無さ・ゲーム作りのプロとしてのプライドの無さにある意味では感服できる、という面では貴重な存在。何も知らずに定価で買ったら良くて『呆れて絶句』、最悪、あまりのクソっぷりに『ブチ切れ狂い死にする』レベル。…あれれっ、良い所を語るはずがいつの間にやら文句の羅列に…!?おかしいなァ!! ・あぁ、あえて言えば、バグの類とは無縁かもしれないね。数時間遊んだ範囲ではフリーズとかはしなかった。 |
ドスドス…バッ!『このゲームを作ったのは誰だぁっ!!』 (海原雄山風に) |
・まず、存在そのものが既にダメ。どこがダメとか言うレベルじゃなく、目につく点から細部に至るまで、むら無く全方位に渡って強烈にダメダメ。クソゲーとしてもネタとして面白くないから、ホントに救いどころが無い。 ・薄い…。激しく、薄い。…と言うかそれ以前に味が無い。ひたすら退屈で間延びするバランス。オリジナル要素満載では作れない事は過去の例から言ってもう学習してくれても良さそうなモンだが。 ・テンポが劣悪。面白くも何とも感じないような薄いイベントで長々と足止めされるのでテンポ良く進まない。あと、どういう訳かルーレットでやたらと小さい数字が出る。数えてないからあくまで体感だけど、とりあえずプレイヤーが10ターン連続3以下、COM込みで4〜5ターンの間6以上が1回も出ない…とか普通に起こる時点でかなり怪しい。で、ヘタすると全員が綺麗に各マスに各駅停車→まったく同じイベントが3連続…とか、それが1回のプレイで5〜6回も発生するとかザラ。これは…何の苦行なのだ!?サイコロの出目までいじくってプレイ時間水増しを図るも、そもそものイベントが薄味…と無味(…というかカルキ臭な水道水レベル)であり、ノロノロと進むのは退屈さに磨きがかかるだけであり、明らかに逆効果。言葉通りホントに『水増し』。 ・一度パラメータで他者に差を付けてしまえば後は一方的にフルボッコし続けれられるという、崩壊しきったバランス面。逆転要素が無いのでやる側はやり続け、やられる側はやられ続け…である。いや、ある意味現実の人生でも勝者(大富豪)は利子だけ回してリッチな生活、ビンボー人は地ベタに這いつくばって極貧生活であり。まぁリアルと言えばリアルなのかもしれんけど、何もゲームでそれを再現して面白いもんかね?ま、意図的にこう言うバランスにしたってよりは、調整を放棄した結果こうなっただけな気がするが。 ・まぁ最後の賭けなるイベントがあるが、これがまたローリスクで余りに極端な額の大金をゲットでき、一瞬で勝敗をひっくり返す。最後の賭けに勝った者=勝者の図式が色濃すぎてそれまでの経過を完全に否定。結局、大味過ぎてバランス調整の役に立ってない。 ・耳障りかつあまりに短いBGM。1回クリアするまでに何回ループしてんのかなー…。いやー…もうちょっと頑張って作ろうぜ。 ・職が多いように見えて、実際大多数の職が一部の職の完全なる下位互換で存在価値ナシ。 ・殆ど過去に出たDLタイトルと同一なのに、まさかのフルプライスで販売。前作Wii Ware版の時点で1000円取るに値しない薄い内容だったのに、内容据え置きでまさかのパッケージ化。この内容で6000円取ろうとするメーカーの厚顔ぶりが凄い。もう完全に売り逃げ上等…って感じで企業の体質自体を疑うレベル。 ・1プレイで平気で3回も4回も出てくるまったく同一のイベント。何度同じイベントを見せれば気が済むのか…。面白いなら何度でも構わんが、何せツマランのもいいとこだからな…。いやー…ゲームボーイ版でも出来てたんだ、もうちょい種類増やそうぜ(もうちょいどころか多分10倍あってもまだ足りないくらい薄いんだが)。 ・デフォルトで入ってるキャラクターがたったの数種類。しかも、そのデフォルトのキャラがゲーム内に登場するザコや背景キャラも兼ねているので、同一人物じゃないのに平然と同じ顔が何人も登場する。しかもその数少ないキャラの内、明らかな色物が数体混入でマトモな顔のキャラが殆どいない。なお、プレイヤー名は変更不可。基本青年顔なのだが、ゲーム内で子供の時も老人になっても顔はそのまんま。イベント中、文字でのみ説明があるという驚異の手抜きっぷり。 ・題名にもあるハッピーファミリー、これが今作のウリらしいのだが、生まれてくる子供の顔が性別に関係なく親準拠。濃い男顔の女の子(=どう見てもオカマ)が大量発生したり、絵的にあまりにもシュール。 ・子供が生まれると専用の育成ゾーンで数ターン消費する。子供はやたら頻繁に生まれるので、その度に専用ゾーンで足止めを食らい、同一イベントばかりが出る地帯をウロウロさせられる。子供が増えるほど足止め時間も加速度的に増していきいよいよもって『ミニマップ』なる地獄から先に進めなくなる。「ハッピー〜」どころか子供がペナルティにしかなってねえじゃねえか!!(怒 |
言葉にならない…と言いつつ感想(※矛盾) |
最初に一言、総合点は7/10じゃなく、7/100ですのでお間違えのなきよう…。 とりあえずこれだけは言える、『人生ゲームやるならTVゲームじゃなく、普通にボードゲームでやろうぜ!!』。ま、最近のTVゲーム化作品のレビューでは毎回こう言ってますけどもね。コイツは中でも群を抜く酷さ。 スーパーファミコンからプレイステーション・セガサターンの頃辺りまでなら、ゲーム版で見るべきところもあったが、昨今の、特にWiiで出た人生ゲームは例外なくクソ中のクソ。今回はWii Ware版と異なりフルプライスだが、内容はまさかのDLゲーそのまま!!水増しだらけで薄くて1プレイで何度も何度も繰り返す同一イベント、同じ顔だらけでシュールを通り越して怖いとしか言いようが無いキャラのバリエーションの無さ、そして子供が生まれる度にどんどん足止め食らって勝利から遠ざかるバランス!断言する、こんなの絶対ハッピーじゃねぇ!!!(苦笑) クソゲーハンターなプレイヤーさん以外が手を出すと、ヘタすりゃ脳の血管プッツンして人生が終了する恐れがある程の危険物でもありますんで、一般の素人ユーザさんは絶対手出し無用。個人的にはクソだと分かって覚悟の上で購入したにもかかわらず、このインパクトの強さ(勿論悪い意味で)。 何も知らずに、家族で楽しもうとしてる一般のユーザさんがこんな危険物を何も知らずに購入してしまった事例もあろう…とか考えると、気の毒で仕方なかったりも。発売元のタカラトミーはこの後も懲りずにヒンシュクを買うような続編・アプリを量産。ボードゲーム版の名声だけで売り逃げして利益を出してるっちゅーモラルの低さが泣ける…。うーむ酷い話だ。 どんなクソゲーの類でもムリヤリ探せば何か1ヶ所くらい面白い点とか浮かんで来るんだが、このゲーム、数時間遊んで長所らしい長所が結局何一つ見当たらない…。そこで、最後に製作者に問いたい。 『これ、テストプレイしてて面白いと思った事、一度でもありますか?』 |
掲載日:2015年1月26日
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