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メジャマジ・マーチ
メーカー:スクウェア・エニックス
開発:七音社
機種:Wii
発売年月日:2009年4月23日
価格:6090円
ジャンル:アクション(音ゲー)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 7 2 6 3 4 33
プレイ時間…4〜5時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いある!最高ある!
・曲自体の出来はよろしいかと。ノリもいいしね、軽快な気分で遊べます(どっか洗脳されそうな妙な響きはあるけども)。ついてくる楽隊メンバーが増えるたびに音楽が豪華になっていくのも要素としては面白い。

・海外の幼児番組っぽいデザインでやたらとクセは強いものの、キャラクターの造形とかはそれなりに個性的。ふにゃふにゃと気の抜けた喋り方のキャラボイスも相応にソレっぽい雰囲気はあって味がある。
アイヤー!イカンある!
・ムズイ!!とにかく操作がシビア過ぎ!!わしのリモコンの振りはそんなにお粗末か!?ちっともまともに認識されやしません。まさか初っ端のチュートリアルで延々と駄目だしをくらうとは思ってもみませんでしたよ。おかげで脳内でタクトのお婆ちゃんの怒鳴り声が「モニャモニャ」鳴り響くハメに。苦労に苦労を重ねてなんとかチュートリアルを抜けてステージを開始するも、リモコン振ったつもりなのに認識されなかったり、左に振ったのに右に振ったと認識されるなど、納得できないミスが連発する。どう考えても判定がおかしい。なんちゅーか、Wiiのサードパーティ製タイトルで見られた「操作のチューニング・バランスが全然なってない、理不尽な体感ゲー」・「ハードのギミックのインパクト全振りの薄っぺらい一発ネタ系ゲーム」になっちまってますな…。

・ステージ数が異様に少ない。使用可能なキャラが増える等の要素はあるもののやる事は結局変わらないためすぐ飽きる。フルプライスのゲームならもうちょっと物量面でも作り込んで欲しかった所だが。

・猛烈にリモコンを振りまくるので、連続で遊ぶのは結構厳しい。頑張れば体力つくかもよ(ゲームの出来自体がウンコで遊び続けるのすらしんどいんで保証は致しかねます)。
感想なのヨー。
 Wiiにありがちだった「リモコンフリフリ」系ゲーム。本作はWiiリモコンをバトンに見立ててマーチングバンドの指揮をする…って内容である。

 ……なのだが、典型的な『ギミック重視なのに操作性が致命的に悪く、理不尽に難易度が釣り上がってしまった系の直感的でも何でも無いダメな体感ゲーム』である。失敗しても何がおかしいのか分かりにくく、異様にストレスが溜まりやすい。
 開発はPS1で『パラッパラッパー』等を手掛けた実績のある七音社との事だが、残念ながら名作再び…とはならず。雰囲気自体は悪くないと思うし、それなりに個性的なデザインだっただけに惜しまれると言えば惜しまれる。まぁゲームの根幹部分たる操作性とかバランス部分がまるで壊滅的なんで、「惜しい」じゃ済まん気もしますけども。

掲載日:2010年2月12日
更新日:2023年4月18日


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