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デッドオアアライブ
エクストリームビーチバレーボール

メーカー:テクモ
開発:テクモ TeamNINJA
機種:XBOX
発売年月日:2003年1月23日
価格:7800円
ジャンル:スポーツ(ビーチバレー)


執筆:

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
10 6 8 9 7 10 86
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
GOO!
・映像には定評があるチームNINJAだけあって、クオリティに文句のつけようがない。

・とにかく水着!美女!躍動感!エロス!これにつきます。エロゲーじゃないのに一人でこっそりやりたいゲームってのもなかなか味がある。

・バレー自体の操作も簡単でスポーツゲームにありがちな「だらけるスピード」ではなく「スポーツの爽快感」に近いスピーディーさは評価できる。

・Xboxの特性上、自分の好みの音楽を録音でき、その音楽をゲーム内音楽として使えるのが嬉しい。

・各キャラクター事に特徴付けがはっきりしていてプレイキャラとパートナーによって戦術も大幅に変わり、変化がある。

・水着以外にもアイテムが豊富でそちらのコレクションにも力が入る。

・バレー以外にもカジノやぴょんぴょんゲームといったミニゲームもあり、飽きさせない工夫を感じる。

・グラビアモードというただ「美女をいろんな角度から見る」ものもあり、また絶妙なカメラワークで表現されGood!

・人間模様もしっかり存在し、嫌いな奴からのものは受け取らないといった実に人間臭い面もうれしい。

・送ったものを「捨てる」システムの採用でただ送ったら簡単にコンプリート可能ってことにならない憎らしさがよい。

・予約特典のポスターやトランプは嬉しい。特にトランプなんて予約特典にはなかなか無いものを採用するのは他のメーカーにも見習って欲しい。

・高く嫌われる水着を受け取ってもらえた時は感動!

・デッドオアアライブ3との連動要素も多少あり、やった人はお得感。
BOO。
・完全コンプリートを目指すには1000時間以上必要とも言われるボリュームには様々な面で不満も多い。

・音楽面では予めXboxに80分以上録音しておかないと元から収録されている音楽や10分やそこいらの量の音楽では飽きる。

・純粋に極めるには長すぎる。各キャラクターの自身の水着を揃えるのにも物凄く時間がかかる上に全員分のとなると嫌いなデザインなどは簡単に捨てられるので余計に時間がかかる。よほどの思い入れと暇が無い限りやれない。ボリュームがありすぎるのも問題だというのを感じた。

・バレーではお金が貯まらない。コンプリートに必要なのはとにかく金。このゲームは最初は水着は綺麗。バレーはスピーディと楽しいのだがだんだん水着を買う費用の工面に没頭。バレーも完封するには実力&多少の運が必要で面倒。カジノはスロットオンリーになる。これでは飽きる。もっと水着の費用を落とすか、水着を捨てる率、もしくは唯一の救済策(捨てられた後にすぐにそのキャラでやり直す)の救済率をほんの少し調整して欲しかった。

・多少だがロード時間も気になる。もう少しロード時間が短ければプレイも快適。

・ボタンの感度を変更することが出来るが、そんなに使わない。いらないっちゃいらない。

・バレーでのカメラワークがオートで限定されているので自分の操作キャラが見えない場所があり、自キャラがどこにいるかわからなくなる。特に手前側の奥は見えない。

・せっかくペアを組んでやってるので点数を取った時やミスをした時にペアで喜んだり励ましあったりして欲しかった。点数を取ってもミスしても一人でアクションを起こすのは一寸残念。
感想。
 映像の綺麗さに驚き。おねぇちゃん(大半年下)の色っぽさ、健康美にドキドキ。水着のきわどさ、種類の多さに感動。というか種類が多いので実際に水着を作ってる会社でも参考にしてみては?と思う。
 バレー自体もだらける感じがなく爽快感。フルコンプリートはそうとうな暇人でないと無理だろうなぁとしみじみ。

掲載日:2004年12月5日
更新日:2022年2月22日


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
9 6 6 7 4 5 59
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高じゃい。
・ビーチバレーの部分は決めたと思っても拾われてラリーが続いたりする分、スリルはある。操作がシンプルで慣れ易いのも良いと思う。

・グラフィックはメーカの宣伝通り凄く力が入った出来であり、性能の良いハードでのリリースって事もあり、当時のグラフィックのレベルとしては最高クラスだったと思う。

・従来の意味でのエロゲーではないのだが、エロい。フツーのアドベンチャー・シミュレーション系のゲームじゃない切り口の違う鑑賞系エロゲーって感じか。

・オマケのカジノモードがオマケらしからぬ完成度。っていうか、ゲームとしては、むしろこっちがメインかも!?
イカンのじゃ。
・ゲームとしてはかなり薄味であり、正直そんな楽しいゲームではないかな、と。個人的にはゲームにエロさとか求めん手の人間なんで、その時点でこのゲームの客層じゃないのかもしれんですがね…(苦笑)。

・グラフィックは確かにスゴイのだが、3Dモデリングに対して表情だとかはかなり固く、もうちょっと自然な顔してくれても良かった気が(初期のデッドオアアライブってずっと表情が固かったなァとは思ってたが)。

・パートナーキャラを探して島中をウロウロするのが面倒。ご機嫌取りも基準が分かりづらくイライラする。

・個人的には水着集めが作業に思えてしまい、飽きるのが早かった。一見ボリューム自体はあるように見えるのだが、「エロいご褒美の為に渋々作業をこなす」という、殆ど苦行的・水増しチックな単純作業の繰り返しであり、遊んでて楽しいって部分から離れてしまってる感アリ。いやー…一応ゲームなんだし、もうちょっと客を楽しませる方向で作ってくれても良かったのでは?
感想なり。
 格闘ゲーム『デッドオアアライブ』の派生作。切り口の新しいエロゲーって感じの内容。究極のファンアイテム&新手のエロゲーって感じでしょうな。テーマそのものは不純だけど、エラく真面目に作られたエロゲーって気はしますなあ。

 ただ、気合いが入ってるグラフィックに対し、ゲーム部分はやたらと水増し的な部分が多いだとか、嫌がらせ的なバランス取りに思えたりだとか、正直なところ遊んでて楽しいって感じるゲームでは無かったかな、と。ゲームって遊びなんだし、もっとプレイヤーを楽しませてくれても良かったと思う。

掲載日:2006年12月13日
更新日:2022年2月22日


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