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スターフォックス64 3D
メーカー:任天堂
開発:任天堂情報開発本部、キューゲームス
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2011年7月14日
価格:4800円
ジャンル:シューティング(3D)


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パッケ版 DL版

アンドルフなりきりマスク

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
9 6 8 7 8 6 80
プレイ時間…20〜30時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
フォックスぅー、最高だよー(スリッピー風に)
・スターフォックスシリーズ最高傑作と言っても過言ではない『64』に思い出補正を加えたグレードアップ版として復活。金属のテカテカした光沢だとか水の波や溶岩うねりの表現、その他光やその反射のエフェクトの進化っぷりが実に良い。ジャンル的にも3D立体視が活きる内容であり、その意味でも良リメイクと言えるかと。

・ニンテンドウ64版では中断機能が無く、まとまった時間が無いと通しで遊べなかったのだが、今回は気軽に中断できるようになったのが嬉しい。中断セーブもできるけど、ハードのスリープで一時休みすることもできる。地味だけど、個人的にはここが一番嬉しかったりする。

・64版では通しで遊ぶしかなく、ステージ毎にトライする等は不可能だったが、今回は一度クリアした面なら好きなタイミングで遊べるようになった。なかなか通過しないルートの面も遊びやすくなった点は嬉しいところ。

・本体傾けによるジャイロ操作も加わったが、従来型のボタン操作も搭載。ムリヤリ感・押し付け感が無い点は良し。
ケッ。もう懲り懲りだぜ(ファルコ風に)
・ジャイロ機能を用いての操作は本体を激しく左右に傾ける事になる関係上、裸眼立体視とは非常に相性が悪い。

・面白いことは面白いけども、なんだかんだ言って所詮はリメイクなので、内容部分での感動は無い。ま、これは先に出た『ゼルダ』なんかでも強く感じたことだが、早くニンテンドー3DSでFOXの完全新作を遊びたいところ。 《追記》→結局、3DSでのFOXはコレ1本止まりであった…。残念。

《スコアには響いてないが気になる点》
・もう死んでしまった人なので仕方ないとは言え、ペパー将軍とアンドルフの声が64版の郷里大輔氏から変わってるのが残念。ご存命で現役の人もその影響か軒並み別キャストになってしまった点は惜しまれる。
感想だ!Bボタンを押せ!(ペッピー風に)
 名作『スターフォックス64』のリメイク版(ゲームの内容自体はそちら準拠なんで、64版のレビウもご参考にどうぞ → こちら)。グラフィックがかなり底上げされており、質感部分だとか光源の処理だとかは大幅にパワーアップ。3DSの立体視機能との相性も良く、臨場感が向上している。また、原作は中断機能がなく、通しで遊ぶしかなかったためにまとまった時間が無いと遊びづらい作品だったが、本作は途中でセーブできる他、一旦クリアしたステージは単体でやり直せるなど、遊びやすさも向上している。

 やっぱスターフォックスは『64』(もしくは元祖)が最高ですやね!しかし、『64』の存在が大き過ぎるためか、それ以後に出た物はどこか迷走しがちのまま現在に至る点は残念。『スタッフの思い入れ』って意味では任天堂の売れてない枠としてはかなり優遇されとる本シリーズだが、出て来るゲームの出来って意味ではその恩恵があんまり活かされて無い印象でもある。スタッフが愛着を持つFOXは「コレジャナイ」ばっか続き、逆のF-ZEROはそもそも新作すら出ない。うーむ、巧く行かぬモンですなァ…(苦笑)。

掲載日:2011年7月20日
更新日:2021年2月2日


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