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スーパーマリオメーカー
for Nintendo3DS
メーカー:任天堂
機種:ニンテンドー3DS
発売年月日:2016年12月1日
価格:4700円
ジャンル:ツール(アクション)
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
6 | 7 | 6 | 5 | 5 | 4 | 55 |
イーヤッフー!ハハー!(良いのでやんす) |
・WiiU版とは違い、本体から離れた場所でも遊べるってのが数少ないこちらならではのメリットではあった(続編『2』が据置/携帯両方を兼ねるスイッチで出てる以上、本作の数少ない利点も潰されてしまった感はあるが)。 ・WiiU版でも登場したシュールな案内役の「ましこ」(スーツ姿の女性)と「ヤマムラ」(鳩)は続投しており、掛け合いを楽しみつつ操作部分を学ぶ事ができる配慮は◎。 ・要素がアレコレ減ったお陰で結果的にはかなりシンプルになってるんで、ツクール系のゲームが複雑で作ってる途中でイヤになる!…って方にはまぁこっちの方が向いてる可能性もなくはない(わしはあんま変わんなかったですケド)。 |
マンマミーア…(駄目でござろう) |
・WiiU版でウケた自作コースの投稿や検索してのダウンロードなど、オンライン要素が大幅に端折られてしまっており、ゲームとしての魅力も完成度も大幅にダウンしてしまった感は否めず。WiiU版で遊べなくてこちら3DS版で出来るって要素も皆無なため、純粋に劣化版…てかアレコレと要素が削られ過ぎており、下手したら有料体験版程度のクオリティに落ちちゃってる印象も。 ・他ユーザ作のステージはランダムでしかDLできず、この部分も大幅にWiiU版から後退。個人的にはWiiU版の時点で「マリオメーカーって素人ユーザと任天堂のマリオ開発陣との力量の差が(間接的に)痛感させられるよなァ」って思ったモンだが、3DS版では玉石混淆っぷりが悪化してしまった形であり、つまらんコースを引いてしまう度にソレをより強く再認識させられるという皮肉。 ・ニンテンドー3DS本体のすれちがい通信で他ユーザとのコースの交換も可能だったのだが、3DS末期に出た事もあり、わしは遂に一回もすれちがいに成功せず終わってしまったのが残念。お江戸等の都会なら兎も角、トーホクのイナカじゃもはや機能してなかったスね…(苦笑)。 ・操作自体はタッチパネルを備えた3DSに合っていると思うのだが、画面自体がちっちゃい分だけ視認性も悪い。元がWiiUで出たゲームだけに、性能面で相当ムリがあるようで、そもそもの動作自体もかなり重くてWiiU版で無かった読み込み時間とかも発生するのがキツい。 |
イッツミーザ、感想。 |
WiiUで人気を博した『スーパーマリオメーカー』(レビューはこちら)のニンテンドー3DS移植版。 ……なのだが、そもそもHDの据置機(PS3・XBOX360程度)であるWiiUからPS2~ゲームキューブ並の性能しか持たないと思われる3DSへの移植って事でハードの性能的に恐ろしくムリがあり、任天堂らしからぬムチャ移植になっちまってる感じである。バッサリと色々と機能面・ボリューム面でカットされている要素が多く、「マリオメーカーの1を携帯できる」って点以外はこちらならではのメリットらしいメリットも見当たらない。動作自体もかなり重く、「携帯して手軽に楽しめる」って部分すら正直怪しい。 個人的には元からツクール系のゲームってのはコツコツと作る作業がダルくて途中でイヤになる事が大半なのだが、WiiU版は他人様の作るコースをピンポイントでDL出来る点でツクール嫌いのユーザにも楽しめる余地は多少はあったように感じたものである(まぁやっぱ好みの問題もあって、わしゃそんなハマんなかったけども)。 一方、こちら3DS版は「他ユーザ作のコースを次々とつまみ食いする」って楽しみ方もバッサリ削られており、遊び方の幅が大きく狭まった印象は拭えず。 WiiU版の「オレ、3DSしか持ってねーし!」って方以外は素直にWiiU版か後にスイッチさんで出たナンバリングの新作『2』を遊んだ方が無難かと。 |
掲載日:2022年12月13日
更新日:2024年11月12日
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