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不思議のダンジョン
風来のシレンDS

メーカー:セガ
開発:チュンソフト
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2006年12月14日
価格:5040円
ジャンル:RPG(ローグライク)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
6 7 6 5 5 7 7 60
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
よかねー。よかばいねー。
・元作品が非常に完成度の高い作品であるため、多少いじくられても面白さは一応健在。新規アイテムや追加ダンジョン等も用意されており、経験者でも楽しめる要素があるのはうれしい。

・ネット通信で救助システム(ダンジョン途中で倒れたときも、他の人に助けてもらう要素)が利用しやすくなったのは良い。

・序盤から結構凶悪な難易度だったスーパーファミコン版と比べると序盤の難易度が大幅に下がった。同じ所を往復して武器や盾を鍛えやすくなった。それゆえ、シリーズ未経験者でもある程度は何とかなるレベルに落ち着いたかと。
イカンですきに。
・バランス調整のされかたが個人的には気に入らない。新要素の敵ペンギンが繰り出してくる「電気を帯びる」なんかはその代表例。これまではシレンに不利な追加要素でも何らかの利用価値が用意されてるのが面白かったのに、それが一切無い。ただひたすら理不尽なだけである。ゲイズ等、一部の敵が特技を連続で使ってシレンをハメてくるのにも辟易(わしの最高記録は通路で一方的に13ターン連続操られたり)。そういった難易度調整いじくられ方は個人的にはNG。明らかに原典より劣化してる。元から「理不尽だ」って叩かれた部分を更に増幅させるセンスの無い難易度の釣り上げには閉口。

・色々いじくられてる割には、「近年の作品ではあった仲間キャラのレベルアップが無い」(=深い階層ではお荷物にしかならない)など、あれば良かったのに…って思える追加されてなかったり痒い所に手が届かない作り。

・セーブ関連の機能がパワーダウン。セーブにかかる時間がやけに長い、保存できるデータも一個しかないなど不便な事この上ない。

・新たに追加されたレベル4モンスターのネーミングはムリヤリ感があってちょいとばかしセンスがない。

・最初のダンジョン「テーブルマウンテン」には大概性能の弱い長巻と青銅甲の盾しか落ちてない。敵の弱体化のおかげで装備面で不満は感じないが、序盤の冒険が退屈極まりない。オリジナル版では序盤からある程度の難易度があり、たまに良い武器が拾えて自由に合成できてたのを思えば物足りなさを感じる。

・ネットランキングは上位に明らかにデータ改造したものがズラッと並んでおり、やる気が一気に失せる。対策する気も無いなら最初からこんなトコにリソース割かないでゲーム部分をちゃんと作ればいいのに。
感想でやんす。
 スーパーファミコン版の『風来のシレン』1作目の移植作品(レビウはこちらをどうぞ)。グラフィックは殆どベタ移植な一方、ゲームバランス部分は良くも悪くも(ってか悪い寄りだが)かなり手が加えられてかなり別物になっている。

 悪かったトコにずらずらと色々書き連ねてしまったゆえ、これを読んだ方は本作がダメダメな作品に思われるやもしれんが、実際はそうでもない。「10年以上前に出たスーパーファミコン版が当時としては凄過ぎた!」ってことで。
 当時と内容的に代わり映えしないって事と仕様変更点における細かい不満点の蓄積が上のスコアに繋がったということで(あとはこの作品が発表された当時、てっきし新作かと思ってたので、リメイクだと分かったときの落胆分も点に反映されるかも)。

 …にしても、わし的にはベタ移植の方がずっと良かったなあ。劣化点が多すぎる。ま、変に思い入れがなきゃ、良作の範疇に入るとは思いますがね。未経験者なら楽しめるかもしれない。でもまあ、DS版は間違いなく『恐ろしい程の劣化移植』なので、個人的にはオリジナル版のスーパーファミコンとソフトを買ってそちらを遊んでいただくことをオススメしたいですがね(まぁスーファミカセットだとセーブ用の内蔵電池がヤバイってのはありますけども)。
 劣化リメイクの域にある作品と思うが、近年のスパチュン社は要望が多い&現行機種で遊びづらい『シレン2』や『アスカ』の移植は頑なにやらんクセに、何故か微妙な『シレンDS』ばっか何度も移植しとるのが謎。本作を何度も移植するよか、まだスーファミ版をスイッチさんオンラインで遊べるようにする等の方がまだ嬉しいのだが…(苦笑)。

掲載日:2007年2月13日
更新日:2023年6月20日


執筆: こうちゃ関西営業所長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
6 7 7 6 5 8 7 63
プレイ時間…20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
ホホーウ!良かろう!
・初代『風来のシレン』を元にリメイクされているという事もあり、根底にある面白さは本作でも健在。新規追加されたシステムも色々と存在するが、アイテム等も一部は便利で、面白いものもある。

・タイムアタックモードが追加されており、運要素で左右される点も多いものの、熟練プレイヤーにとってはかなりアツくなれる。
オヤまあ!こりゃイカン!
・新たに調整されたシステムやバランス調整がかなり不満。その最たる例として特に悪名高いのがカラカラペンペンという新たに追加されたモンスター。アイテムをランダムで強制的に一つ消滅させてくる行動を行う相手で、対策方法も少なく、かなり理不尽さを感じる。そういった仕様の変化が全体的に増えている印象。

・その一方で、前作まではバランスも取れていた『祝福』システムや、仲間のレベルアップなど、面白かった点や便利な点が削除されいる。バランス面に関してのみ言及すれば、本作は調整が上手くいっていないと思う。

・ややバグが多いらしく、特にフリーズは自分も何度か遭遇した。本作はフリーズすると、再開した時に冒険途中であっても冒険失敗の判定を下されるシステムなので、理不尽さもかなり感じる。

・セーブファイルが一つしか用意されていないのが不便。3つくらい保存出来る枠が用意されていてほしかった。
感想だゼィ!
 初代『風来のシレン』で感じられた極めて高い自由度や、完成度の高さがイマイチ再現出来ておらず、本作ならではの新要素も理不尽でやや滑っている物が多い印象。本作ならではの戦術や面白さがあまり無く、ゲームバランスやシステムが最も重要とも言えるローグライクゲームとしては、本作の調整の悪さは致命的とも言える。

 ただ、元々の作品が名作であるスーパーファミコンの初代風来のシレンであるという事もあり、ゲームの作りが破綻しているという訳ではないのだけども…それにしてもこの粗の多さは簡単に見逃せるほどではないと思う。

 2019年現在、iOS/Androidのアプリでも本作が配信されたが、バランス調整(カラカラペンペンが登場する等)等はDSで登場した本作の時とあまり変わらないらしく、風来のシレンファンとしてもやや旨味が薄いような感じはするのが残念…。

掲載日:2019年3月26日


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