縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドーDS > 不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城

不思議のダンジョン
風来のシレンDS2 砂漠の魔城

メーカー:セガ
開発:チュンソフト
機種:ニンテンドーDS
発売年月日:2008年11月13日
価格:5040円
ジャンル:RPG(ローグライク)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
7 8 7 7 6 8 7 74
プレイ時間…30〜40時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高だフー(ンフー風に)
・オリジナル版はゲームボーイのボタン数の少なさのため複数同時押しとかする必要があったが、DSへの移植でこれを改善。地味ながらここが一番ありがたい改善点かも。

・グラフィックがオリジナル版よりクオリティアップ!見易くなったのは素直にありがたい要素と思える。イベントシーンの一枚絵も描き込みが細かくなっているのが嬉しい。

・サウンドもニンテンドーDSになって順当にパワーアップ。作曲者も同じ松尾氏なので元のイメージも損なわれていない。

・元からゲームボーイの作品としてはボリュームがあった『GB2』だが、リメイクにあたって更にダンジョンが追加され、ボリュームが増したのは嬉しい追加点と言える。
イッカーン!(ガイバラ風に)
・出来が悪かったDSリメイクの前作『DS1』のエンジン流用で作られたっぽい感じであり、キーレスポンスが微妙に重い欠点もそのまま。モンスターのインフレ気味のパラメータや残念なネーミングも流用されたっぽく、リメイク元の『GB2』から『DS1』寄りに改悪された物が多い。

・新たに加わったレベル4のモンスターのネーミングセンスが悪い。レベル4モンスターは敵同士の同士討ちが絡まない限りは発生しないバランスっぽくてそもそも無理に追加しなくても良かった気が(レベル3モンスターのレベルアップは過去作であった○○2、3…で対応できたと思う)。

・仲間のAIが相変わらずアホ。壁の中のパコレプキン等とにらめっこして一方的に殴られ自滅する等には閉口。

・町の中でキャラクターの当たり判定が妙に大きいのはちょっと気になった。歩くときぶつかって歩きにくい。
アニキ!感想だよ!(ペケジ風に)
 ゲームボーイカラーで発売した『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』(レビューはこちら)のリメイク作品。

 改悪リメイクの『DS』、ローグライクである事を否定した問題作の『3』と、2本連続で期待を裏切られていて購入するかどうかは正直迷ったが、近いタイミングで遊ぶ新作も無かったんでとりあえず購入に至る。

 まぁ、前作よりはオリジナル版に忠実寄りなリメイクという感じで及第点は与えられる感じで、それなりに楽しめる内容かな、と。ゲームボーイからニンテンドーDSになった事で、元は見づらかったグラフィックがくっきり表示されるとかボタン数が増えて操作しやすくなった等の改善点も多いが、前作エンジン流用に起因すると思われる快適性やバランス部分の作りが大雑把でアバウトに思える点も残念。

 シレンシリーズ低迷期の作品らしく、どうも作りが色々と雑と申すか。もうちょっと初期作品のように丁寧に作り込んで欲しかった所ではある。

掲載日:2008年12月25日
更新日:2022年10月11日


シリーズ別一覧:不思議のダンジョン

縮緬遊戯堂 > レビューランド > ニンテンドーDS > 不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城