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ドラキュラ伝説II
メーカー:コナミ
機種:ゲームボーイ
発売年月日:1991年7月12日
価格:3800円
ジャンル:アクション(2D・横スクロール)


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GB版 サントラ

執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
8 10 6 7 8 6 78
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
良いね。良かばいね〜。
・「エーッ?」って思っちゃうくらいやたらめったら挙動が重かった前作と比べると、かなり改善。許容範囲内に収まるくらいは向上しているかと。また、アクションとしては全体的にスローテンポな展開が幸いしてか反射神経勝負になりづらく、その点ではかなりのベテランゲーマーにも多分優しい(笑)。

・ステージの道中はクソ難しくボス戦がユル目だった前作と比較すると、道中は多少マイルドに&ボス戦は多少手応えが上がりバランス部分も向上した印象。前作では存在しなかったサブウエポン等、据置機版の悪魔城ドラキュラの要素も導入され、攻撃の選択肢が増えたのも嬉しい。全体的により悪魔城本編に近い手触りになった感じ。

・前作同様、キャラクターや背景のドットの描き込みは非常に凝っていて、それでいて見づらくもない。この辺りはお見事、の一言。ステージ内のギミックはなかなか凝っており、意外と迫力があるのもナイス。

・この時代の他のコナミ作品同様、BGMの品質が非常に高い。重厚なBGMが雰囲気を盛り上げてくれる。ゲームボーイの音源のショボさを感じさせないクオリティの高さ。ステレオの効果が非常に良い感じなんで、ヘッドホンでのプレイを推奨したい。

・パスワード機能が付き、中断・再開が可能になった点は◎。
ぞなぞな。イカンぞな。
・前作よりはかなり改善した…とは申し上げたものの、アクションゲームとしてはまだトロくさい挙動であり、キビキビは動いてくれない。

・敵の出現地点が画面外に出てしまうとすぐに敵が復活してしまうのがちょっと面倒くさい(安全な場所に引きつける→倒す→進むともう復活してる、となりやすい)。ここはもうちょっと判定は緩くても良かった気も。

・前作同様に比較的アッサリした作りでボリューム自体は控えめ。
感想じゃぞ。
 悪魔城ドラキュラのゲームボーイ版『ドラキュラ伝説』(レビューはこちら)の直接の続編となる、ゲームボーイでの2作品目。

 前作の挙動のトロくささとかバランスの歪さがかなり改善され、非常に遊びやすくなった。手応えは残しつつも悪魔城ドラキュラ本編にあったサブウエポンも導入され、攻撃の選択肢が広がったのも嬉しい要素と言える。

 ゲームボーイの初期のアクション作品としては頭一つ分だけ抜きん出た印象。完成度が高いアクションゲームで今遊んでもしっかり楽しい。そこまで鬼難度でもなく遊びやすいので、ステージクリア型悪魔城の入門用にも向いとるカモ。

掲載日:2022年1月4日


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