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Goat Simulator The GOATY
メーカー:Coffee Stain Studios
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2019年3月14日
価格:2999円
ジャンル:アクション(シミュレーション)
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この際、ヤギ革手袋や… ヤギの刺し身でもどうぞ♪ (すげぇ高級食材だ…) |
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
5 | 6 | 5 | 7 | 5 | 6 | 58 |
ウホッ!良いですがな! |
・物理演算エンジン使用による妙にリアルでいて同時にリアルさのカケラも無いアホな挙動を楽しむバカゲーとしての色合いが濃い。「複雑骨折どころじゃない歪み方で身体が曲がる」だの「何百メートルも吹っ飛ぶ」だの、へんちくりんな挙動と、ゲーム内の脱力感が伴うアホらしさ全開のテキストが独特の味わい。 ・ゾンビモードやらファンタジーのMMOモードやら宇宙に進出モードやら。ヘンテコなモードが沢山あるのも魅力ではある。どのモードでも共通の「直訳過ぎて訳としてあんま機能してない妙ちくりんな翻訳」を楽しむも味の内か。 ・何かしらパロディやらオマージュやらてんこ盛りで、元ネタを知っていると一層楽しめる(知らなくてもそれっぽいモノとして何となく楽しめる)。 |
ホアタァ!イカンぜよ。 |
・意図的なデザインだとは思うのだが、作りそのものはやたらと粗っぽいし深みがあるとも感じられない。結局、やる事は「ヤギを操作してウロついて何かを攻撃して反応を楽しむ」に終始しとるし、だんだんワンパターンさに飽きてくる。ゲームモードが多数ありボリュームそのものはそこそこある方だとは思うが、結局はどのモードであれ、狭めのオープンワールドをウロつく事に終止する内容なので、どうしても飽きは早い。ゲーム内での実績だったりは豊富に用意されてはいるが、それがモチベーションに繋がるかと言うと微妙。 ・オープンワールドゲーの宿命でもあるが、本作は中でもとりわけロードが長い。ゲーム開始時やメニュー画面からの移動時は30秒〜40秒クラスのロードが挿入される。一度フィールドに出てしまえばロードが挿入される機会は少ないが、トンネル等で別エリアに入る際はやっぱりまた長時間の読み込み待ちが入る。オープンワールドとしては規模は大きくないにも関わらずこの待ち時間。んー、これは快適とは言い難い。 ・カメラの出来がよろしくないようで、わしは30分くらい続けて遊んでると何故か吐き気がしてくる。うーむ、2019年にもなってFPSとか一人称じゃない3Dゲームでゲーム酔いとか、逆に新鮮だが……オエップ(苦笑)。 |
THE 感想。 |
どこを切ってもアホらしい、『豪華な馬鹿ゲー』とでも言うべきソフト。挙動・システムからテキスト、その訳に至るまでどこをどう切ってもアホくさい、突き抜けたシュールさこそが特長であり長所。個人的にはこの手のアホくさいゲームってのは好物ではある。 ただ、物量の面では不満が残り、色々とモードはあるけどもやる事は実質的に同じであり、ちょっと遊んでいるとちょっかい出す相手の反応が大体ワンパターンで読めてしまう事などから、飽きは早いかなー…と。これでフルプライスゲーの半額に相当する3000円ってのはちょっと高過ぎる印象も。あと、カメラの出来に依る3D酔いだとかやたらと長いロード時間だとか快適性の部分も今一歩。 バカゲーとして色々工夫があって楽しめるし瞬間風速はそれなりの破壊力とは思うが、いかんせん持続力に乏しいと申すか……3000円も取るんなら、もうちょい長く&快適に遊べる工夫が施されていて欲しかったと申すか。いや、ちょっと贅沢かもしれんですけど。 |
掲載日:2019年7月16日
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