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ソルディバイド for Nintendo Switch
メーカー:シティコネクション
機種:ニンテンドースイッチ
発売年月日:2018年3月22日
価格:864円
ジャンル:シューティング(横スクロール)


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム シナリオ 総合評価
8 7 5 7 6 6 5 62
プレイ時間…7~8時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
最高である!
・良くも悪くも完全移植ですんで、アーケード版のレビューもご参考にどうぞ! → こちら

・90年台後半に見られた3DのCGを取り込んでドット絵にした系のグラフィックで、緻密で丁寧な仕上がりだった。動きも滑らかで迫力がある。

・攻撃方法が多彩で、射程や攻撃力・効果の異なる斬撃や魔法などを場面に応じて使い分ける楽しさがある。
イカンのである。
・システム部分がやたらと独特な上に直感的では無いので、慣れるのには相当苦労する。魔法の種類が多いのはユニークだが、通常のシューティングにおけるボムみたいな緊急回避的に使いづらいのもキツい。

・シューティングっぽさ・アクションっぽさ・RPGっぽさが巧く噛み合って相乗効果が…ってのと真逆で、各々の要素がバラバラで噛み合っておらず、ちょっと消化不良気味だったのは御愛嬌。

・シューティングだからシナリオ・世界観が説明不足でもそれほど支障は無いのだが、せっかくの重厚なデザインを持て余しており、勿体無い印象が強かった。
感想でござーる。
 彩京製としては珍しいファンタジーチックな世界観だったシューティング『ソルディバイド』の移植版。

 彩京らしくベース部分はシューティングっぽい感じなのだが、実際のプレイ感覚は弾幕系のシューティングとは結構別物で、「色々な攻撃方法を使い分けて敵を確実に仕留めて行く」って点でベルトスクロールアクション、やたらと濃い系の媚びないファンタジー路線って点ではRPGっぽさ(それも『ウィザードリィ』とかそっち系の)の内容。

 アーケードゲームらしく地の難易度が高く、オマケにシステム部分も独自色が濃すぎて恐ろしくとっつきが悪いゲームだったと思うが、家庭用って事でミスを気にせずじっくり遊べるのが一番の利点、しかも昔の移植よりずっと安いのが嬉しいところですな。

掲載日:2025年3月11日


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