縮緬遊戯堂 > レビューランド > スーパーファミコン > WARIO'S WOODS

WARIO'S WOODS
メーカー:任天堂
機種:スーパーファミコン(日本未発売)
発売年月日:1994年12月10日
ジャンル:パズル


執筆: アルツ社長

映像 音楽 快適性
&操作感
独自性 難易度・
バランス
ボリューム 総合評価
6 6 7 8 7 6 72
プレイ時間…15〜20時間程度
※各項目は10点満点、総合評価は100点満点
イッヒッヒ!最高だよ!(ワリオ風に)
・良いところも悪いところも元となったファミコン版と共通ですんで、そちらのレビューもご参考にどうぞ → こちら

・落ち物パズルとしてルール・操作がやや複雑でとっつきが悪いながら、慣れるにしたがってジワジワと面白さが出て来るスルメ的な味わいがあるのはファミコン版と同様。

・挙動が重めだったファミコン版より若干サクサク動く感じで、快適性はこちらスーファミ版の方が順当に上って感じである。

・ファミコン版では基本操作とも言える緊急回避(持っている物の上に脱出する)が「A・B同時押し」で暴発の可能性もあったのだが、こちらスーファミ版ではXボタン1つで発動するため、誤爆のリスクが下がった点はありがたい(結構使う操作だからね!)。
ガーッハッハ!駄目なんだよ!(ワリオ風に)
・スーファミのゲームとしてはボリュームは控えめか。ファミコン版であった対ボス戦(ラウンドモードB)は削除されており、ファミコン版の純粋な上位互換ではない点も気になる。

・ファミコン版よりグラフィックやサウンドの質は向上しているのだが、スーファミのゲームの中ではそこまで綺麗ってくらいではないかな、と。それぞれのハードで(ファミコン版・スーファミ版で)「中の下くらい」って感じではある(笑)。

・基本となるシステム部分でジミにキツイと感じたのが「ワリオタイムにおけるワリオの攻撃による天井下げを4つ消し・斜め消し・連鎖消しでキャンセルできない」点。高難度の中盤以降〜後半ステージではキツ過ぎる気が。

<スコアに関係ないけど気になった点>
・ボイスが入っているのだが、あんまマリオキャラっぽくない「ワオ!」とか「ウェイ!」とか変に濃い掛け声程度であり、あんま恩恵は無い(苦笑)。

・良し悪しの問題でなく完全に好みの問題とは思うが、ファミコン版から曲が全て差し替えられて別の物になっている。ファミコン版の曲の方がわし的には好みだったなーと。スーファミ前期のゲームでチラホラある音質の軽さ(=音源のパープー音と申すか)も気になる点ではある。
オレだよ感想だよ!(ワリオ風に)
 何故か日本では発売されなかった『ワリオの森』のスーパーファミコン版。

 基本的にはファミコン版と同じなのだが、ボタンが増えた事で操作性が向上したり、『ぷよぷよ』で見られた対COM戦だとかが追加されていたり、改良版と言える内容に。一方でファミコン版であったボス戦は削除されているなど、ファミコン版の要素を全て網羅する内容でもなく純粋な完全版って言い難い点は微妙。

 個人的には『ワリオの森』はトップクラスに好きなパズルゲームなんで、日本で発売されずじまいだった北米スーファミ版を海外版カセットが使えるアダプタもセットでわざわざ秋葉原の輸入物を扱うゲーム屋で買って遊んだ思い出の作品だったりする。
 なお、本作は海外メーカに移植を任せた洋ゲーってワケでもなく、ファミコン版同様に完全に開発は任天堂社内チーム+インテリジェントシステムズだと思うんで、日本で出なかったのが余計にナゾだったりする。今からでもスイッチさんオンラインのスーファミとかに収録せんもんかね?(笑)

掲載日:2025年11月4日


シリーズ別一覧:任天堂パズル

縮緬遊戯堂 > レビューランド > スーパーファミコン > WARIO'S WOODS