Shadow Complex
メーカー:マイクロソフト
開発:Chair Entertainment Epic Games
機種:Xbox360(XBLA専用)
発売年月日:2009年8月19日
価格:800MSP(1200円相当)
ジャンル:アクション(2D・探索)
かいたひと : アルツ社長
映像 | 音楽 | 快適性 &操作感 |
独自性 | 難易度・ バランス |
ボリューム | 総合評価 |
9 | 9 | 8 | 7 | 7 | 8 | 82 |
ワンダフォー!!デース! | Oh,ソレハ困リマース!! |
・始めは殆ど武装も無く、装備してるのは暗闇を照らす「懐中電灯」だけ。しかし、広大に広がる迷宮の中で見つける多種多様な武器・道具を用いる事で行動範囲が広まり、自分もパワーアップしていく。・・・。この流れ、どっかで感じたことがあるような・・・・・・と思ったら、そう、アレだ。「メトロイド」シリーズ(2D)と同じ感覚がする!比重としては、探索の自由度やアクション性を若干下げて、その分、進みやすさ・演出に重きを置いた作り。アッチコッチ自分で移動してあれこれやるんじゃなく、親切にナビゲートしてくれるシステム。それらは没入感を高めるための工夫とも言える。 ・人体やメカのモデリング、光の陰、水や爆発と言ったエフェクト。金属や岩石の質感。高性能機の性能をフルに活用した作りは、まさに豪華。効果音の出来も良く、臨場感が抜群。 ・難易度が選べるので、自分の腕前に応じて楽しめるのがナイス。簡単なモードなら、アクションが苦手な方でもしっかり楽しめるバランス!・・・であろう。たぶん。 ・説明やストーリーだけでなく、音声なんかもしっかり日本向けに収録されており、英語が分かんなくてもしっかり遊べる。繊細で丁寧な移植と言って良さそう。 |
・Xbox360のボタン・スティックをフルに使い分ける必要があり、慣れるまでかなりめんどくさい(アクションが苦手な方だと最初のうちは混乱する頻度が高いかも)。その辺りの敷居の高さでちょっと損してる印象。アクションの多彩さもウリの一つなんだろうが、もうちょっとシンプルな操作もできれば尚良かった。 ・描画は完全に3Dながら、基本は2Dスクロールアクションなので、手前や奥に通路が描写されてるところはついつい移動したくなったりしてややこしい。また、場面によっては画面奥側の敵に対して攻撃するところもあるが、ちょっと思った位置を狙いにくい感じがする。この辺りはちょっと違和感が抜けない。 ・リアルな描写が仇となり、背景なのか敵なのか地形なのか判りづらい場面も・・・。この辺は慣れ次第で克服可能か。 |
コメント・デース! |
迷宮を探索しながら道具を見つけ、進む道を切り開いていく感覚。多彩な武器を手に敵と戦っていくスリル。親任天堂ゲーマーなら確実に感じるであろう。そう、こりゃ、一言で言っちゃえば、モロに「超綺麗になったメトロイド」。遊んでる感じはまさにそんな感じ。 製作は海外のメーカーながら、きっちり日本語化してあるので、不親切な洋ゲーにありがちな遊びづらさは感じない。その辺りの丁寧な仕事ぶりは好感を持てますな。これだけの内容で1000円ちょっとと言う値段の安さも大きな魅力。上々の出来でしょう。現行のどの機種(DS/Wii/PS3/箱)においても言えるのだが、ダウンロード専用の低価格帯のソフトは中身までスッカラカンな事が少なからずある。だが、この作品に限って言えばまず大丈夫。むしろ、お釣りが来てもおかしくない出来。ダウンロードソフトでも、このゲームみたいに定価以上の価値を感じられるソフトが増えてくれるといいなあ、と思っとります。逆に言えば、そうなってくれないと、メーカー側が目論む、ソフトの「店頭でのパッケージ販売→ダウンロード販売」移行はキツイでしょうねェ。 |
掲載日:2011年3月7日
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・メトロイド (1986年・FCD) ・スーパーメトロイド (1994年・SFC) |
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